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【子供の教育】コスパがいいのは国語の勉強と多読。好きなことを見つけるには大量の情報を浴びる必要がある

勉強させたほうが好きなことは増える

勉強させたほうが好きなことは増える

10年先どうなるかまったく見えない世の中で、子どもたちにどのような教育をすればよいのか、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

進学塾や英会話教室、そしてプログラミング、スポーツ、アートなど。

どれも必要そうだし全部やらせてあげたいけれど、時間とお金の都合上、1つか2つに絞らなければなりません。

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好きなことは大量の情報の中から見つかる

私の個人的な意見としては、国語の勉強と書籍代にお金をかけるのが最も汎用性が高くコスパがいいと思います。

教養と読解力さえあれば、世の中のほとんどの物事の基礎的な部分は、本やインターネットを通じて独学が可能です。

詰め込み教育が子供をつぶすという意見をたまに見るのですが、私は時間がたっぷりある小学生時代ほどしっかり基礎的な学力を培い、たくさんの情報に触れ、早期に自分がどんなことに興味を持つ人間かわかったほうがよいと思います。

子どもには好きなことをやらせるべきだと言っても、大人だって熱中できるほど好きなことがある人なんて、そんなにいないんですよね。

すでに好きで好きでたまらないものを見つけられた子以外は、まず世の中にどんな素敵なことがあるか知るところからはじめなくてはなりません。

網羅性が高いという点では、進学塾は国語・算数・理科・社会など、あらゆる教養の基礎を教えてくれるのでコスパがよいです。

学力を樹にたとえると、塾や学校、通信教育などは地上の部分を担当してくれます。

おうちでやるのは主に根っこの部分、世の中には楽しいことがたくさんあるよ、と子供の興味の幅を広げる手助けをすることです。

ちなみに受験に向けた国語の勉強は、文法から語彙の増強、読解そして表現まで言語能力をゴリゴリ鍛えてくれるので、思考力を上げるのにうってつけです。

日本語が読めない子が増えている

最近、教科書に書いてある日本語が理解できない子どもが激増しているそうです。

新井氏は書籍の中で「(日本語が出来れば正解できる簡単な問題を)中学生の3人に1人以上が、高校生の10人に3人近くが正解できなかったと理解すべきだ」と主張する。参考までに、「この問題に解答した745人の高校生が通っているのは進学率ほぼ100%の進学校」だという。(略)

人手不足と人材難による企業競争力の低下が指摘される日本。だがそれを下げているのは、天才や異才の不足というより、企業の現場で、上司の指示を理解し効率よく正確に作業を遂行する“普通の人材”の不足である可能性が見えてきた。

引用:「日本人の3分の1は日本語が読めない!?」(2019.10.25)日経ビジネス 

↑のリンク元の記事に行くと、実際の問題を見ることが出来ますが、結構な数の子がさほど難しくない文章を読み取れなくなっていることがわかります。

記事としては「日本語を理解できないんじゃ面接落ちちゃうし、就職出来たとしてもまともに働けないよね」という流れで話が展開するのですが、私はそんな問題にとどまらないと思うのですよね。

言語能力が低いと、たいてい物事を見る解像度が激落ちします。

自分のことも他人のこともぼんやりしか見えなければ、偏見や思い込みを駆使してなんとか理解するしかありません。

しかし当然、型に収まりきらない性格やら感情やら細かい情報がジャブジャブこぼれ落ちてしまいます。

割り切れない何かが頭の中にたくさんあると、だんだんモヤがかかったように思考の道筋が見えなくなって、自分が何を感じているかいつも布越しの手触りになっちゃうんですよね。

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ゴリゴリ勉強させたほうが「好き」は育つ

勉強させたほうが好きなことは増える

勉強させたほうが好きなことは増える

好きなことを見つけるには、言語能力や心の解像度が高いほうがいいのです。

自分がどういうときに嬉しくて、どういうときに不快なのか自分の心に問い詰めることが、好きなことを見つけるということだからです。

たとえば、ぼやーっと「楽しい…かも?」と感じているだけでは、好きになるというところまで行かないんですよね。

何かを好きになるには、「好き」の熱量をもっと増やし、「好き」を深める道筋がもう少し自分で見えるようにならなければなりません。

たくさん映画やドラマを見たり本を読むのは、知識と興味の幅を広げるよい方法です。

また、気になることがあれば、その都度調べて関心を深めていくことも大切です。

このいずれのプロセスにも、言語能力が重要な役目を果たすので、子どもにはまずしっかり勉強させたほうがいいのです。

色んな種類の本を読ませよう

また、ベネッセ教育総合研究所によると、さまざまな種類の本を読む子どもほど、興味や知識の幅が広く、思考力や創造性が高いそうです。

今回の研究では、小学5年生から6年生にかけての1年間について、読書の「質」、とりわけ、子どもが読んでいる本の種類(ジャンル)に注目し、幅広い読書の効果を分析しました。

その結果、1年間に幅広い種類の読書をした子どもほど、興味や知識の広がり、考える力(思考力)の向上、創造性の涵養など、さまざまな力の高まりを感じているとともに、教科の学力、特に「社会」の成績も向上していることが明らかになりました。

引用:【小学生の読書に関する実態調査・研究】幅広い読書が「思考力」や「創造性」にプラス効果(2019.10.25)FNN Prime

ここで言うさまざまな種類の本とは、下の4つのジャンルを指します。

ジャンルの設定(4ジャンル)

A)お話・読み物…「0:お話・読み物(小説など)」「1:絵本」

B)自然・科学に関する本…「2:図鑑・事典」「6:自然・生物」「7:科学・技術」

C)社会・歴史に関する本…「4:歴史・伝記・地理」「5:社会・文化」

D)生き方に関する本…「3:哲学」「8:職業・産業」「9:芸術・趣味」「10:言語」

引用:【小学生の読書に関する実態調査・研究】幅広い読書が「思考力」や「創造性」にプラス効果(2019.10.25)FNN Prime

下のグラフを見ると、読んでいる本のジャンルが多い子(オレンジ色)ほど、視野が広がったり新しいアイディアが浮かんだり、思考が活発になることがわかります。

比較の対象にされているのは、1年間に一つのジャンルの本しか読まなかった子(ブルー)です。


引用:【小学生の読書に関する実態調査・研究】幅広い読書が「思考力」や「創造性」にプラス効果(2019.10.25)FNN Prime

また、この4ジャンルにわたって読書をした子どもは、そうでなかったグループよりも学力の伸びが大きかったそうです。

引用:【小学生の読書に関する実態調査・研究】幅広い読書が「思考力」や「創造性」にプラス効果(2019.10.25)FNN Prime

個人的な経験から言うと、たくさん本を読んでいると、塾や学校の勉強も楽しくなってくるんですよね。

もちろん机に向かうのはいつでもしんどいんですけど、「これどっかで見たことあるな」と思うだけで、教科書や先生の話が面白く感じたりするんです。

やっぱり人ってまったく知らないことに興味を持つのは難しくて、映画や本で見たことあるって思うだけで、興味の持ち方が大幅に変わるんですよね。

だからこの調査を見て、わかるなぁと思いました。

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興味の幅が広がると勉強が楽しくなる

本を読めば学力が上がり、それにつれて言語能力が向上すると自分が夢中になれる何かに出会えるようになり、すると勉強への興味・関心がますます湧いてくる―――。

こんな素晴らしいサイクルを子供にプレゼントしたいと思ったら、親は一体何をしたらよいのでしょうか?

ここまで、勉強をしっかりさせて、本をたくさん読ませるのがいいと説明してきました。

でも興味の幅が広がりさえすれば、勉強や本に限定せず、テレビでも映画でも何でもいいと思うんですよね。

私は自分が本好きなので子どもに大量に本を与えましたが、同時に映画やドラマ、テレビ番組もたくさん見せました。

興味のすそ野が広ければ広いほど、知っていることが増えるので、その分楽しく勉強できるようになります。

私も本が好きだったおかげで、勉強はずっと得意でしたよ。

自作:学力の木【子供の教育】本が好きな子に育てる方法

まとめ

まとめ
  • 言語能力を鍛えると、自分の気持ちに敏感になる
  • 知っていることを増やすことが、好きなことを見つけるコツ
  • 幅広い興味を持つと思考力と成績が上がる
  • 興味の幅を広げるには本や映画にたくさん触れる
  • 予算が限られているなら進学塾と本がオススメ
  • 学力が高ければ独学できる