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男にひどい扱い受けてる女に自業自得って責めちゃダメ】いい男/悪い男は見た目じゃわからない

『自殺者と自損行為搬送者推移』舞田敏彦作成

『自殺者と自損行為搬送者推移』舞田敏彦作成

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社会資本を形成できない

恋愛は傷つくことが多いし、男女ともに自分が望む関係を得ることは難しいです。

しかしだからと言って、「恋愛する女は危険にさらされても仕方ない」としてしまえば、女は男と関わることが怖くなってしまいます。

男だって犯罪者扱いされるリスクを抱えながら女と向かわなければなりませんし、怯えて臆病になった女はめんどくささに磨きがかかります。

ただでさえ現代は頼れる親戚や家族も減ってきて、クラスタが細分化されすぎて友達も作りにくく、男女ともに社会資本が得にくくなっています。

恋愛だけはかろうじて自由だけれど、女は男と関わると加害されるリスクがある。

結婚出来ない、子供が持てないなんて悠長な話じゃなく、多くの女は非正規に押し込まれて十分な収入や保障も得られないまま、社会に放り出されている状態です。

コミュニケーション能力があるかないかによって、助けてくれる人々のネットワークの厚さが決まるようになってしまうと、より深刻な孤独と貧困に追い込まれるのは、実は女なのではないでしょうか。

実は女だって結構自殺してる可能性

最近、教育社会学者の舞田先生のブログを読んでいて、女性をめぐる状況の厳しさを感じています。

困窮する日本の女

下のグラフは自殺者と自損行為搬送者の推移です。

90年代の末までは,両者の数は近似していました。97年から98年にかけての激増傾向もそっくりです。

しかしその後,自殺者は横ばいなのに対し,自損行為搬送人員は増加し,両者は乖離しています。近年は,自殺者の背後に少なからぬ潜在量があることが知られます。自殺者の統計だけを見ていると,社会の危機量を見誤る恐れがある。

ちなみに,自殺者と自損行為搬送人員の属性は,大きく違っています。性別・年齢層別でみると,自殺者は「男性>女性」「高齢者>若者」ですが,自損行為搬送人員はその逆です。

引用:「自殺の潜在量」データえっせい 舞田敏彦著

舞田先生の話をめちゃくちゃカンタンに要約すると、自傷行為で病院に運ばれる人はかなり多いし、本当はちゃんと調べればその後自殺してる可能性あるんだけど、自殺率には反映されていないよね、ということです。

そして、自殺の暗数のマジョリティは若い女性かも知れないと。

私は先日、ニュースで「性暴力の被害者は自殺する確率が高く、だから女性は若年者だけ自殺率が異常に高い」と見て、気になってググったら舞田先生のブログ「データえっせい」に出会ったのでした。

データエッセイを読むと、他にも日本の女は学歴が収入に結びつかないことや、非正規女性の賃金が異常なまでに低く抑えられていることがわかりました。

つまり、日本はたとえ高学歴でも女というだけで中卒の男よりお金を稼げず、生活のために経済的に男に頼らざるを得なくさせられ、危険な恋愛市場に飛び込むも心身ともにズタボロに使われて、若くして死を選ぶ女が多い国なのです。

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女の困窮がデータに出てきてない

それまで私は、

アオイ

女も大変だけど、自殺率は断然男のほうが高いし、なんだかんだ言ってそこまで不平等とは言えないのかも知れない

と思っていました。

しかしデータを眺めるうちに、

アオイ

(なんか公表されてる数値がおかしい)

と思うように。

人とつながるって恋愛くらいしかないし、就職で激しく差別されて生活苦しいし、気をつけてても性暴力に遭うし、何かにつけて警戒しろ、自己責任って非難される女たち。

先日若い女の子が、悪い男につかまって中絶を繰り返す女友達を「メンヘラ、自業自得」って、陰でこき下ろしているのを見ました。

確かにその子は男の選択が間違っているかもしれません。

しかし、親しい男女のあいだに潜む暴力を、女の個人的な問題として片づけてしまう時代は、そろそろ終わりではないかと思うのです。

まとめ

まとめ
  • 恋愛でひどい目に遭うのは自業自得とは言い切れない
  • 染みついた性差別が女への加害を引き起こす
  • 避妊しないのは性暴力
  • 「軽い女が悪い」と言うと加害の事実がうやむやに
  • 女が男よりしぶといなんてウソなんじゃ?
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