こんにちは、蜜です!
この記事では、自炊本(PDF)からハイライトを抽出して読書ノートを作る方法についてお伝えしたいと思います。
PDFにハイライトをつけるには文字認識(OCR)処理が必要です。
「OCRって何ぞ?」という方は、先にコチラの解説をどうぞ↓

SPONSERED
1.ハイライト一覧を呼び出す
今回使用するPDF編集ソフトはJUST PDFです。
ページの差し替えや複数PDFの統合など、自炊に必要な機能がすべて揃っていて、価格はAcrobatの半年分なので大変お得です。
まず、ハイライトを抽出したいPDFファイルを開いたら、画面下の「注釈(水色の吹き出し)」マークをクリックし、注釈パネルを開きます。
ハイライト一覧が表示されますので、ページを確認しながら任意のハイライトを呼び出します。
2.ハイライトをコピー
画面上部にあるツールバーから「選択ツール(矢印マーク)」ボタンをクリックし、コピーしたい箇所をドラッグして選択します。
なお、ハイライトの上ではポインターがI()に変わらないので、
- ハイライトの少し前からコピー
- ハイライトの後ろから、さかのぼるようにコピー
- 一度ハイライトを消してコピー
の、いずれかの方法を取ってください。
ちなみにコピーのショートカットは Ctrl + C です。
SPONSERED
3.Evernoteにテキストをペースト
Ctrl + Cでクリップボードに保存したテキストを、Ctrl + V でお好きなメモ帳などにペーストします。
ここではEvernoteのデスクトップ版アプリにペーストし、読書ノートを作る方法をご紹介します。
新規ノートを作成
Evernoteを開いたら、画面上部の「新規ノート」をクリックします。
一行目は自動的にノートのタイトルになるので、本の題名や出版年、作者などを入力します。
また、下の処理をしておくと、後から引用が探しやすく便利です。
- 引用の前後に Ctrl + Shift + - で水平線を引く
- ページ番号を記入する
- ペーストする際は Ctrl + Shift + V で書式を合わせる
以上で自炊PDFからコピペしてEvernoteに読書ノートを作る方法の説明は終わりです。
おまけ:行末の改行を一括消去
自炊PDFをコピペする際、事前に設定しておかないと行末に改行が入ります。
文字認識をやり直せる場合
PDFへの書き込みをすべて消して文字認識をやり直せるのであれば、読取革命をお使いの場合は
メニューバー「領域」→「属性変更」→「変換」タブ
で、改行なしにチェックを入れてから認識を行います。
読取革命をお使いの場合は、下のサイトを参考にしてください。
参考 認識結果に不要な改行を挿入しないようにしたいPanasonicTeraPadを使った改行の消去方法
すでに行末に不要な改行が入っているPDFからコピペしたテキストの場合は、高性能なテキストエディタで改行を一括消去することも出来ます。
ここでは無料テキストエディタ、TeraPadを使って説明します。
この場合はEvernoteではなく、まずはTeraPadにコピペしていきます。
- ページ番号を@などで囲む
- 改行を一括消去
- @を挿入したところで改行し直す
ページ番号を@などで囲んでおく
改行をすべて消去してしまうと、引用が全部つながってしまうので見にくくなります。
ですので後から改行し直すために、引用をコピペしつつページ番号を@など本文中に出てこない記号で囲んでおきます。
例:@p.53@
改行をすべて消去
次に、画面上部のメニューバーから
「検索」→「置換」
で、「置換ウィンドウ」を呼び出します。
そして下の画像を参考にして、
「検索する文字列」→ ¥n
「オプション」→「¥n=改行、¥t=TAB…」にチェックを入れ、
「すべて置換」をクリック
※¥nは改行の正規表現です。
すると、改行なしのテキストが出来上がります。
@を改行に変換
次に、@を改行に変換します。
こちらも下の画像を参考に、
「検索する文字列」→@
「置換後の文字列」→¥n
を指定し、「すべて置換」をクリックします。
変換後のテキスト
ページ番号前後に挿入した@が、改行に変換されたことを確認します。
Evernoteに貼り付けて水平線を引く
下の画像は、TeraPadで改行しなおしたテキストをEvernoteに貼り付け、水平線を引いたものです。
以上で説明は終わりです。
以上、蜜でした!