ゆるぎない自信は余裕を生み、余裕のある人はモテるもの。
では、どうすればそんな自信のある人になれるのでしょうか?
今日はその方法をお伝えしたいと思います!
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目次
”女らしく”自信なんて持てない
結論からお伝えすると、俗にいう「女らしさ」から距離を取れば取るほど、女は自分に自信を持てるようになります。
街でよく目にする広告は、「女らしくなって自信をつけてモテよう」、みたいなことを言うんですけど、本当は逆なのです。
ラジオのパーソナリティやコラムニストを務めるジェーン・スー氏はこう語ります。
女らしくない自分は不完全だから、自分に自信が持てない。
自分に自信が持てないのはつらい。
だから「女らしさ」を手に入れて自信をつけよう。
一見、至極まっとうな考え方ですが、これは罠です。
なぜなら本章にもあるように、自信満々な女は女らしくないとみなされるから。
なんというバグでしょう!
女らしくなればなるほど、女らしくない自分が抱えていたのと同質の不安が募ってくるなんて。
誰が考えたのか知りませんが、女らしさは女から自信を奪う非常に秀逸なシステムです。
「女らしさ」の副作用で自分を見失う
誤解して欲しくないのは、私は女らしい自分が好きだし、人を心地よくさせる特性を素晴らしいと思っています。
女らしさは女を「普通」で「いい人」に見せてくれるので、初対面の人に余計な警戒を持たれなくて済みますし、控えめでよく気がつく女らしい人はみんなに好まれます。
しかし、女らしさには、女の自信を奪い、生きにくくさせる副作用があります。
女らしさの最終形態は地縛霊
私はルミネのきゃわわな広告を見るとだんだん息苦しくなってくるんですけど、たとえば下は2013年夏のポスターです。
モテる人間ってうらやましい。
愛される人間って、尊敬する。
このポスター、私はすごく怖いんですけど、「待ってるのに選ばれない!!」みたいな怨念を感じてしまうんですよね…。
控えめで、相手を不快にさせないことを第一とする「女らしさ」を全力で体現しようと努力すると、最終的にモテとか愛されに取り憑かれて心がからっぽになってしまうんですよ!!
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人目を気にせず没頭するから心は満ち足りる
女らしさのなにが危険かって、相手の反応を過剰に期待するようになっちゃうところですよね。
モテとか愛されをゴールにしてしまうと、結局服買うときも進路を決めるときも、いつも人がどう思うかを基準にするしかなくなります。
本当は、人の目を気にせず自分がやりたいことに没頭しないと、人生は楽しくならないんです。
「誰かから見た正しさ」とか「受け入れやすい自分」を目指していると、だんだんどうすれば自分が満足するのかわからなくなってきます。
すると、不満があったら相手のせいにするしかないし、愛されとかモテをかき集めて心のスキマを埋めるしかなくなってしまうんです。
モテるとたかられるは似ている
そんな空虚な生き方と引き換えに、男と信頼関係を結べたり、同じくらい尽くしてもらえる関係が築けたりすればまだいいんですけど、実際はそううまくはいきません。
矢里満ちゃんっていい女だよなー
ほんと(都合)いい女だよなー!!
こんな(都合)いい女滅多にいないよ~
「いい女」=「都合のいい女」
男に好かれるように見た目や態度が女らしくなるように努力して、だんだん褒めてくれる人や誘ってくれる人が現われるようになった。
けど、おかしいな、モテてるはずなのに満足感が得られない。相手は私を受け止める気がまったくないな…?
というのは、女の子がよく陥るパターンのひとつです。
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自分を見てもらえないと満たされない
じゃあ、都合のいい女じゃなくて、本命になれるような女にシフトチェンジすればいいのか、というとそうカンタンな問題でもないんです。
男と付き合っても満たされないのは、利用された感じがするならそれも一因でありましょうが、一番は相手に好かれようと思って自分を殺してしまっているからです。
相手の好みに合わせたわかりやすい「私」を愛されても、心が触れ合った実感や満足感は得られません。
そのうえ、自分で自分が見えなくなると、自分の機嫌を取ったり、休ませてあげることも出来なくなって、相手の言動に振り回されるようになります。
こうなると、男から大切にされようが踏みつけられようが、あんまり事態は変わらなくなってしまいます。
相手は都合よく押しつぶされたあなたが好きなのであり、そんなものを大切にされても心は踏みつけられたままだからです。
好きか嫌いかを基準に生きる
片桐:性格をふくめた上のブサイクであって…
溝黒:なにそれ フォローになってねえよ!
:まー あんたごときにどう思われようが知ったこっちゃないけど
:あたしはキライなものはキライ!
:思ったことは言う!! それだけ!!
溝黒がこの時少し片桐にとって魅力的に思える
私はこの、ブスなのにモテる設定の溝黒さんが好きなんですよね。
彼女を見ていると、人を惹きつけるのは美醜ではなくて人生に対する心構えや意志なんだと思えるからです。
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ブスと思われることは阻止出来ない
溝黒さんは、ブスだと思われることを気にしていません。
なぜなら自分で自分をブスだと思っていないからです。
片桐くんに「ブサイク」と暗に言われても、それを必死で否定しようとするわけでもありません。
その姿勢を見た片桐くん(主人公の男の子)は、ブスだと思いつつも溝黒さんに惹きつけられますが、私はその気持ちがとてもよくわかります。
なぜなら溝黒さんは、他人が自分を勝手に評価することを受け入れつつ、自分で自分を肯定出来る人だからです。
他人の身勝手さを受け入れつつも、軸がブレないところがかっこいいのです。
女らしさは自分を批判する
人からどう見えるか気にすると、一般的な美人にはなれるかも知れませんが、自分で自分を肯定することが難しくなります。
女らしさにとらわれると、誰も見ていないときでさえ自分を否定する声が聞こえてくるようになるからです。
彼女たちは美しくて美醜にとても厳しかった
あの子かわいいからってうぬぼれてるんだよ キライ!
見て… あの人の鼻の穴すごい! よく生きてられるよね
この声は若くてきれいな女の人ほど、強くなります。
人生で一番美しいときに、自分を美人かもしれないと思ったり、いやブスかも知れないと日々鏡の前で繰り返さなければならないのですから、若い女は不幸です。
おっさんの声を無視できるようになるとラクになる
それが年を取ったり、あるいは若くても容姿にケチ付け合わない女のグループに居場所を見つけるなどすると、まるで重石をどけたかのようにラクになります。
なぜなら、何しても批判してくるあの声は、「女の子はこうあるべき」というおっさんの声を反響させたものだからです。
オレが言ってるブスっていうのは単純に顔がブスとかいうわけじゃなくて
性格もブスなヤツのことだからね?
こういうおっさんの声をシャットダウンしない限り、女が自信を持てる日など来るはずがないのです。
ブスは顔じゃなくて心根の問題という本当の意味は、オレが気に入らねえ奴は価値なしということ。
あなたの価値はあなたが決めればよいことだし、もし他の誰かがあなたの価値を決めることがあったとしても、その人はその場限りの評価しか出来ないはずです。
つまりタイミングと相性で判断は出来るかも知れないけど、誰もあなたの絶対的な評価なんて出来ないと知っておいてください。
ブスと言わせない、聞き入れない
少なくとも自分で自分をブサイクと思ったことなんていっぺんもないよ!
誰かの基準に合うかどうかで自分を測ってしまうと、一番の味方である自分自身をないがしろにしてしまいます。
自分の顔を鏡でロクに見たこともないような男にブスと言われても、そんな評価を受け入れてはいけません。
身の安全が確保出来るなら、積極的に否定すべきだし、それが出来ない状況のときは心の中で反撃してください。
すると相手はあなたから発せられるつけいりにくさを感じて、次からは余計なことを言ってこなくなります。
自分に自信をつけるには、まずは自分をひっきりなしに否定する声と距離を取ること。
見た目や態度を直して人付き合いがうまくいくと自信がつくというのは、結果的に社会に適応した自分に信頼がわくからそうなるだけであって、本質ではありません。
ぜひ女らしさから距離を取り、なりふり構わず楽しいことに取り組んでください。
そうするうちに、次第に「女の子は〇〇でないと」という不安が薄まって、ある日ふと、自分を「いいな」と思える日が来るはずです。
まとめ
- モテや愛されを基準にしてしまうと、自分で自分が見えなくなる
- 自分に夢中になると病むだけ。好きなことに没頭すると心が満ち足りる
- 好きなことを見つけるには、女らしさと距離を取る
- ブスは「オレの気に入らない女」
- 何よりも自分に好かれることが大事