大幅にリライトしました!

男と会話が成立しない!上手に話すコツとは?【解答:男同士でも意思の疎通できてないよ】

『宮本から君へ』(1)新井英樹著

『宮本から君へ』(1)新井英樹著

SPONSERED

上から順に抑圧して一番下で女が辻褄を合わせる

今見てきたように、上に立つ人間に権力を与えて、下の人間へやりたい放題することを許す、というのが男社会のピラミッドの特徴だと思うのですが、中の人たちはやっぱりストレスが溜まって苦しいんです。

全然順応してないし、わけもわからず服従させられるのが嫌でしょうがない。

トップでいい気分になれるのはほんのちょっとしかいなくて、数で言えば下になって耐える人間のほうが断然多いのです。

しかし、組織をもっとフラットにしてパワハラが起こりにくい組織にしよう、とか、お互いコミュ力を高めてスムーズなやり取りができるようになろう、という建設的な方向にはあんまりならないのが、七不思議の一つ。

みんなあんまり得してないのに、一方通行と権力の濫用に反抗しないのです。

なぜなら、組織の一番下(というか外)にいる、女で辻褄を合わせてしまうから!

いじめられたストレスも、上に立てなかった悔しさも、女に”癒して”もらって解消できると思えば、改革しようなんて思わないのです。

”癒し”という言葉に隠される「憂さ晴らし」

男は女に”癒され”たいとよく言いますが、”癒し”の実態って一体なんだったのかって話なんですよ。

上司にタバコを叩き落されて、震えるほどの理不尽を浴びせられて、それが女になでなでされるくらいで解消できるとは思えません。

嫌がる女をカネとか「女らしさ」で追い込んで、男に渋々従うしかない状況に追いやる

ぐらいやらないと、恨みつらみをスッキリさせることなんてムリでしょう。

だからポルノに加害がつきものなのです。

会話しようと思っていない男と、会話するコツなんてありません。

SPONSERED

いじめておいて女も喜んでいたことにする

多くの女は貧困に追い込まれていますから、結婚なり水商売なりで、会話の成立しない男にニコニコ接することを余儀なくされます。

職場や学校など、建前上男女平等を謳う場ですら、「女らしさ」を要求されて、セクハラ教師や同級生相手に感じよく振舞わなければなりません。

四方八方から追い詰められて、抵抗する力を奪われた女を見て、

「結局おまえもヨカッたんだろ?!(悦んでたじゃないか♡)」

って強引に考えて罪悪感帳消しにしようとするの、本当なんなんですかテンプレでもあるんですか?

もう私なんて、宮本くんが権力の権化にしか見えないですけどね?

自分は一方的に気持ちをぶつけられたら嫌だけど、「女はそういうの好きじゃん?喜ぶものじゃん?」って都合よく考えた結果の甲田さんの感涙じゃないですか。

そして「そんな自分は他の男と違って純粋な少年である」って、絵から伝わる都合のいい自己認識。

宮本:わがままって知ってて自分を許すのってずるくないですか

引用:『宮本から君へ』(2)新井英樹著

created by Rinker
¥440 (2019/11/25 22:51:00時点 Amazon調べ-詳細)

自分の思う自己像を自由に描けるって、本当に純粋な権力だと思うんですよね。

本当は上司と変わらない自己中心的な性格なのに、主人公だけ女みたいなかわいい顔に描いて「他の男は知らんけど、自分だけはピュアだから。わがままじゃないから」って言うの、裸の王様も真っ青ですよね。

「女らしくしろ」の本当の意味

上から下に押しつぶすみたいな組織構造は、本当は最初からうまく機能してなくて、たまったストレスを解消する仕組み(女)に支えられてなんとか立っていたのでした。

だから女が「イヤ」って言ったら組織が崩壊するから、男は本当、困っちゃうんですよね。

「女はもっと我慢しろ」「女らしくしとけ」とうるさくすがる男が湧いて仕方がないのは、組織につぶされた男はもともと女に解消してもらう他行き場がないからなのです。

今までは家庭とか、職場の女とか、”恋愛”と称してそのへんの女とかで憂さ晴らししてたんですが、最近は素直にサンドバッグになる女が激減したんで、しょうがなくネットで絡んでるんですよね。あれは伝統なんです。

マスメディアのおっさんが「女らしさ」とかロマンチックな物語を女に流し込みたがるのは、海で泣いてた甲田さんのように、”押し付け”を「私、愛されてる?」と変換できる便利な存在が欲しかったからです。

愛と言う名の共同幻想を埋め込んで、組織のひずみを最終的に受け止めるバッファが必要でしたから。

SPONSERED

愛と言う名の共同幻想(不公平)

面倒を押し付けても文句を言えないよう、経済的に追い込むだけでなく、女が自発的に支配を受け入れたらもっと便利ですよね。

たとえば下の画像は、はるな檸檬氏の「ダルちゃん」です。

主人公のダルちゃんは、おしゃれなデートよりただ恋人と一緒にいられることこそ大切だと語ります。

ダルちゃん:他の人たちがどこに行くとか 何が人気とかそういうのどうでもいい

河原だろうが道ばただってどこでもいい どうだっていい

一緒にいられたらそれだけでいい

引用:『ダルちゃん』 (2)はるな 檸檬著

created by Rinker
小学館
¥935 (2019/11/25 23:03:06時点 Amazon調べ-詳細)

自分の人生とか体裁とか、何もかもかなぐり捨てて「あなたが好き!」って情熱的な愛の告白は、まるで「崖の上のポニョ」のポニョみたいですよね。すごく女らしいです。

でも、男は女に対して同じように全てなげうったりしないのですよ。

愛の共同幻想は、女にとても不利に働きます。

Twitter
Feedly
SHARE