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なぜ結婚に恋愛は必要なのか。大人の恋愛の可能性を探る

SPONSERED

登場人物

スミレ

スミレ

モテモテのサツキの叔母。結婚20年目の男ゴコロマスター。高校生の息子がいる。
アオイ

アオイ

悩めるアラサー。恋愛はたいてい相手の二股に気付いた時点で終わりを迎え、結婚したいと焦るがなかなかうまくいかない。

アオイ

結婚したいけど仕事は忙しいし、出会いのチャンスだってタダじゃ転がってこない

アオイ

恋愛が楽しめたらよかったけど、誰かと会っても好かれなきゃと思って頑張って、結局疲れたり傷ついたりしちゃう…。

アオイ

もう恋愛すっ飛ばして結婚したいんですけど!

恋愛なしに結婚するのも難しい

スミレ

言ってることすごくよくわかるけど、恋愛なしに結婚するのって存外難しいわよ

アオイ

わお、スミレさん! 聞いてたんですね!

スミレ

うん、目の前でしゃべられたらさすがにね

アオイ

で、なんで恋愛すっ飛ばし婚じゃダメなんですか? 私には恋愛がもはやほぼ苦行なんですけど

スミレ

あのね、夢ばっか見て現実と向き合う気がない男と関係を結ぶためのツールが恋愛だって知ってた?

そこから面倒見なくちゃならないなら、

男と関わる意義とは…?!

SPONSERED

埋め込まれた恋愛幻想

男と恋愛抜きの対等な関係を結ぶには、まず男が女に対する幻想を捨てなければなりません。

しかし男の女に対する幻想はアイデンティティに埋め込まれているので、生半可なことでは目を覚ませない人が大半です。

男の女に対する幻想
自分を頼るしかない女を一人支給されて、男としての自分の弱さや辛さを性的に受け入れてもらうことで、ようやく心の拠り所と自信を得て一人前の男になれる

こういう幻想に囚われた男は、女を自分が本当の自分になるために不可欠なパーツと考え、会話したり機嫌をうかがったりする必要を感じません。

すると当然関係を深めるのもメンテナンスするのも女の役割になりますが、恋愛が疲れるのはそういう男を相手にしているからです。

過剰な期待をしない男は既婚者ばかり

それなら幻想に囚われていない男を探せばいい、と賢い女は考えるのですが、ふと見渡せば女に過剰な期待をしない男は既婚者ばかりです。

なぜなら男が幻想を捨てるには、

  1. 姉妹や妻など、対等な立場の女との戦い
  2. 女に「きちんと向き合おう」と思わせるだけのコミュ力
  3. 自分の世界に引きこもる弱虫ではない

の3つの条件が必要ですが、これが揃っている男は目ざとい女が秒で型にはめてしまっているからです。

焦土に立つあなたに残された道は撤退か、既婚者とのぬるい関係に甘んじるか、幻想に囚われた男を戦場に引きずり出すかの三つです。

アオイ

人と人との温かいつながり、欲しいのはそれだけなのに…!!

男は幻想が壊されるのを拒否する

あの時分からなかった答えを そんな一気に言われても分かりません!!

引用:「モテキ」(1)(久保ミツロウ)

たとえば、漫画『モテキ』の主人公・藤本幸世は、ずっと好きだった女・小宮山夏樹に去年自分がフラれた理由を告げられます。

夏樹は当時言えなかった自分の気持ちを打ち明けますが、幸世は聞くことを拒否してこのあと店を出て行ってしまいます。

あの頃の幸世君って私が好きになるの待ちって感じだったじゃん

あ 別に幸世君の事嫌いだったわけじゃないよ?

引用:「モテキ」(1)(久保ミツロウ)

夏樹は、「恋愛したいなら相手が好きになってくれるのを待っていてはダメで、相手の意思を確認しながら関係を構築しようと働きかけなくてはならない」と言っているのです。

女は、明るい方へ思わず寄っていってしまう虫より複雑ですからね。

イケメンでも優しくても金持ちでも、傷つくことを恐れて相手のアクションを待つばかりの子供を相手にするのはとても疲れることです。

幻想のない不確かなグレーゾーンを生きるのは苦しい

人間と関わりたいなら、自分から「もっと仲良くしたい」とか「恋人関係になりたい」と意思表示して、期待していたより好かれない現実や拒絶されるリスクを受け止めながら、忍耐強く向き合う必要があります。

俺が好きとかじゃ全然なくて ひたすら気を遣わせてるだけの状態な気がする

引用:「モテキ」(4)(久保ミツロウ)

人間関係は不確かで儚い関係性の連続でしかなく、どこまで行ってもグレーゾーンしかない無限地獄のようです。

つかの間の幸せを誰かと共有できたとしても、相手の心変わりを心配する日々から逃れることは出来ません。

「愛される自分」になりさえすれば、永遠の愛が約束されると信じられたら、どんなに心が安らぐことでしょう。

人は苦しみから逃れるために、幻想にすがってしまうのです。