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色気とは「妄想が叶えられるかも知れない」という期待感のこと

色気がないと言われる女性の例(コメント付)

色気がないと言われる女性の例(コメント付)

こんにちは、蜜です! 今日は色気とは何か考察してみたいと思います。

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色気をめぐる都市伝説

まず最初に、色気について巷でよく聞く噂を検証してみます。

色気をめぐる都市伝説
  • 女性ホルモンが多い人は色っぽい♡
  • 恋愛経験が豊富だと色っぽい♡
  • ミステリアスな女性は色っぽい♡
今パッと思いつくものを何個か挙げてみました。果たして人々はどんな特徴を持つ人を、「色気がある」と呼んでいるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

都市伝説1.女性ホルモンが多い人は色っぽい

生理前、PMSとかでイライラするときって、割とみんな女性ホルモンいっぱい出てると思うんですけど、たぶん色っぽくないですよね?

大人のボディに近づきつつある少女ならともかく、過剰な女性ホルモンが我々成人女性にもたらすのは色気ではなくておそらく吹き出物、いやざ瘡(ざそう)です。(我々の吹き出物はニキビではないらしい涙)

健康な人は色っぽい?

じゃあ「ホルモンが多い」だとなんか違ったみたいなんで、「ホルモンバランスのいい人は色っぽい」と言い換えてみましょうか。ホルモンバランスがいいということは、つまり健康ってことですね。

あれ、おかしいな、「健康な人って色っぽい」ってちょっと意味がわからないです。反例が多すぎやしませんか?

都市伝説2.恋愛経験が豊富だと色っぽい

経験が物を言うのなら、年齢を重ねた女性が断然有利です。みなさんの周りの女性もやっぱり、結婚年数が長い人ほど色っぽいでしょうか。

私の身近なおばさまたちは逆に、「恋愛はもういい」というメッセージが服装や行動からあふれ出ている人が多いです。経験を積んでコリゴリしてしまうほうが、おそらくマジョリティだと思います。

たしかに若いうちから恋愛経験豊かな女性は、色っぽい人が多いかも知れません。

しかしその場合、経験が彼女を色っぽくしたと言うよりも、もともと色っぽくてモテたから若いうちから経験を積めた可能性が高いのではないでしょうか。

都市伝説3.ミステリアスな女性は色っぽい

そもそも「ミステリアスな女性」という存在自体ファンタジーでしょう。なんかそれっぽいこと言ってるようで、実際は何もゆうとらん典型みたいなセリフやな!

…と思ってたんですが、ググってみると色気ミステリアス系の言説はネットでは割と多く、私も読んでいるうちに信憑性があるように感じるようになりました。

他には

  • 家庭環境が複雑な人は色っぽい
  • 苦労している人は色っぽい
  • おしゃべりじゃないほうが色っぽい

などが挙げられますが、このへんについては後日詳しく考察したいと思います。

逆から考察してみる:「色気のない女」とは

ここまで色気にまつわる都市伝説を検証してきましたが、ここからは逆に、「色気がない」とはどんな状態なのか考えてみたいと思います。

どんな女が色っぽくないと言われるか検証することで、色気に必要な要素をあぶりだしていきます。

「色気がない」と言われる女性の共通点

まず、「色気がない」と男性が批判しそうな女性を2タイプ描いてみました。

色気がない女
  • 恥じらいのないあけっぴろげな女性
  • 男ウケを狙わない女性
こう具体的に描いてみると、露出や顔の美しさが色気に直結するわけではないことがよくわかりますね。

男の目線に立ってみると

女性はどうしても「色気」を雰囲気とか物腰など、フワッと抽象的なイメージで捉えがちです。

しかし思い出してください。

男性が色気を、めちゃくちゃ具体的に「勹゛ッとくる」などと表現することを。なぜなら男性にとって色気とは、ズバリ妄想を刺激される肉体的な経験なのです。

つまり、色気とは「自分の妄想が叶えられるかも知れない」という期待感のことなんです。

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色気とは「妄想が叶えられるかも知れない」と感じること

男が女を見て色気があるとかないとかしきりに言いたがるのは、女を見れば性行為を具体的に想像しているからです。

そして、その想像が自分にとって「アリ♡」だと思えば「色気がある」と判定し、そうでない場合は「色気がない」のです。

男の身勝手な妄想が「色気」を生み出す

人間を商品のように評価対象として見る、という男性心理にピンとこないヤングは多いかと思います。しかしこのことを理解しないうちは、男性の評価にいちいち一喜一憂してしまい、距離をとって冷静に考えることが難しくなってしまいます。

なのでここでは一旦、女に対する男の身勝手なジャッジメントについて説明しておきたいと思います。

田房永子さんがこの点について上手に解説なさっていたのでご紹介します。↓

この連載は「オトナの保健室」に収録されています。上のマンガが面白かった人はぜひ買って読んでください。

上のマンガの男の子が変なのは、女性と関係を築くという視点がスッポリ抜けているからです。

自分は常に選ぶ側であり、選ばれる立場になることなど想像だにしない傲慢さ。女性にはちょっと理解できない感覚です。

しかし、少なくない数の男性にとって、世界とは自分の気持ち一つで女が思い通りに反応するところなのです。

女性に対して「あいつは”女”じゃない」「もうおばさん」などと言いたがるのは、女は男にサービスを提供する存在であり、その役割を受け入れるべきだと考えているからです。

そしてそういう観点から見れば、拒絶する女は自分を”男”とみなさない女であり、彼女の存在は自分が男として十分な地位(能力)を示せていないという敗北の証なのです。

この色気を受信する男性側の心理について、ちょっと覚えておいてくださいね。

※ちなみに、男性が女性を清らかな存在と汚していい存在とに分けて考える仕組みについては、岸田秀さんの性的唯幻論序説に詳しいです。読めば目からウロコの連続ですよ!

では、さきほどのイラストに男性のコメントを書き加えてみます↓

恥じらいがなく、あけすけな女性に対して(イラスト左の女性)

「はじめは嫌がりながらも、次第にヱ□くなっていくシチュエーションに萌えるのに、オレと付き合っても何にも変わらなそう。」

⇒この女、色気がねぇ!!

さきほど、色気とは「自分の妄想が叶えられるかも知れない」という期待感であると書きました。

どんな妄想を持っているかは男性によって異なり、中にはカルメンのホセのように悪女に翻弄されるのが好きなタイプもいます。

悪女フェチのホセ

※ちなみに、男を翻弄しているように見えるカルメンであっても、結局彼の妄想を叶えていたにすぎない…という鹿島茂さんの考察はめちゃくちゃ面白いので、興味がある人は悪女入門を読んでみてください。

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言いなりになる女への期待感が色気の正体

しかし、オレの手によってヱ□くなって欲しいという妄想を持っている男性のほうがマジョリティかなと思います。

そしてその妄想は、「Tinを入れた女は辱められ、オレの言いなりになる!」という控えめに言ってもクレイジーな信念に支えられています。

彼がしたいのは単なる性行為ではなく、恥辱を振りまく魔法のステッキ♡を使って女を服従させることだったのです!

虫プロの「哀しみのベラドンナ」は、男性がステッキの魔力をどう捉えているか余すところなく表現したすごいアニメです。アート作品としても素晴らしいので興味がある人はぜひ見てください
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イヤイヤながら受け入れてくれそうな女=色っぽい

色気にはヱ□が重要ですが、性欲をさげすむ男性に、執着するほどの肉体的快感なんて訪れるわけありません。肉体に心を委ねるには自分と向き合う作業が必要ですが
、それが嫌だから女にすがっているんですから。

性行為の目的は肉体的快感ではなく、Tinでマーキングすることです。自分の汁で汚れた女は、価値が暴落して他の男のところへは行けなくなり、自分に尽くして生きるほか選択肢がなくなることになっています。60年くらい前は本当にそんな時代でした。

米倉斉加年さんの描く絵は、汚されてどうしようもなくなった女の絶望にあふれています。かつて男たちは追い詰められて行き場を失いおかしくなった女の表情に、どうしようもなく色気といとおしさを感じてメロメロになったのです。こういうのを本当のゲスの極みと言うのです。

ブリトニー

ねぇ、これって昔の話だよね?

ムスタッシュ

男と女に極端な経済格差がある世界では、今でもDVは深刻な社会問題なんだヨ…

あけすけな女性が「色気がない」と言われるのは、性経験を汚れと考えない解放された女性に見えるからです。
清純を汚された女が、観念して自分の手に堕ちる」というストーリーを燃料にしてたつ男性は、操を守るというコンセプトがない女性ではTinが反応しません。

それにやったくらいじゃ拘束出来ない女なら、好き放題いじくったら嫌がって逃げてしまうことが容易に想像できてしまい、うまく妄想出来ないのです。色気は妄想を通じて感じるものなので、そういう女は彼の中では「色気がない」ということになります。

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男に媚びない美人に対して(イラスト右の女性)

また、イヤイヤしながらも、最終的に相手が自分を受け入れて喜んでくれる、という都合のいいストーリーを相手に投影したい男性は、完全に自分を拒絶しそうな女性にも色気を感じません。

「どうせオレに合わせる気ないんでしょ? じゃあオレだって興味ないよ!」

⇒この女、色気がねぇ!!

男に媚びない女性で妄想しようとすると、どうしても暴力的なシチュエーションになってしまいます。

たとえば、気の強い女を力づくで押し倒し、Tinのチカラを遺憾なく発揮して快楽の虜にし、オレの言うことを何でも聞く女にするという展開は今でも男性にウケる鉄板のストーリーです。

コストをかけて関係を築き上げる情熱はない

ですが二次元ならともかく、倫理観が発達した今の若い男性は、暴力的な自分をストレートに肯定することが出来なくなりました。そうじゃなくても、性暴力をふるっても結婚すれば”責任”を取ったことに出来たかつての常識はなくなり、ガチで女に告訴される世の中に変化したからです。

また、現代の人は男女問わず、コストをかけて他人に欲望をぶつけることに価値を感じなくなっているのではないでしょうか。

恋愛よりも面白いことはたくさんありますし、インターネットの出現でロマンチックが嘘まみれだということも暴かれてしまいました。恋愛関係にも家族にも幻想が持てないのに、傷つくリスクを背負ってまで他人と関わる情熱なんか持てないという人が多数派なのではないでしょうか。

それでも幻想の残り香に酔いしれたい男性は、

「俺をこんな気分にさせるなんて、お前なんか色気がない!! 女失格!!」

と一人つぶやいてみることで、かつての繁栄をお手軽に味わいます。

現実で拒絶する女とまじめに向き合えば、自分のランクを直視しなければならず、精神的コストが大きすぎます。先に拒絶しておけば自分が拒絶されて傷つくことを防げますし、自分に女を選ぶ決定権があると考えると、ちょっぴり偉くなったいい気分が味わえます。

女のことを妄想すればどう転んでも優越感に浸れてお得なのですから、やめるわけにはいかないのです。

まとめ

まとめ
  • 色気とは「妄想が叶えられるかも知れない」と感じること
  • 女を関係を築く相手だと思っていないから妄想の対象に出来る
  • メジャーな妄想は「清純な女がイヤイヤながら受け入れてくれること」
  • 貞操と暴力による支配を押し付けられた女は割と気が狂う
  • 男はステッキで女を汚せば支配できると信じてきた
  • 拒絶されても悪口で返せば男優位を確認できていい気分

以上、蜜でしたー♡