はじめまして。当サイトを運営している蜜と申します。
このサイトには英語やIT技術、健康などの情報について、私が学んだことや気付いたことをまとめておいています。あと、絵を描くことが好きなので、たまにイラストエッセイも描いています。
サイト名『蜜の国 (32nocuni)』は小池ノクトさんの『蜜の島』と大島弓子さんの『綿の国星』の、2つのマンガ作品からインスピレーションを得て付けられています。『蜜の島』は島民全員が同じ意識を共有している原初的な共同体の話なんですが(ホラーです)、その代表の巫女が蜜という小さな女の子だったんですね。ちょうどペンネームが決まってなかったので、そのまま使わせてもらうことにしました。『綿の国星』はうろ覚えなんですが、確か大島弓子さんの「わたしの国が欲しい」という願い事から付けられたタイトルだったと記憶しています。


『蜜の島』のように、形にならない個人の想いをみんなで共有できたら。でも『蜜の島』みたいな同調圧力が働くホラーな状況じゃなくて、人々が集まって誰に聞かせるともなく自分の想いをポツリポツリとつぶやくような、そんなゆるい雰囲気(『綿の国星』みたいな!)の場所があったら。そういうところが私も欲しいなあ、という想いでサイト名を『蜜の国』としました。サイト名とペンネームは2016年くらいに付けたので、早いものでもう10年この名前で活動していることになります。
インターネット上のつぶやきは、一つ一つ見ると関連がなさそうに見えます。だけどみんな、本当は大きな物語の一部を語ろうとしているんじゃないでしょうか。もし全体像が見えたら、次に進む道もおのずとわかるはず。なのに、絵が大きすぎて一人では掘り返せない!
私にとって創作は、その絵を発掘するお手伝いをすることです。バラバラに散らばった欠片を、映画や絵画、歌や研究論文で空白を埋めながらつなぎ合わせてみます。学校や仕事帰りの疲れた頭でも電車の中でさっと読めるように、寝る前に読んで明日また頑張ろうって思えるように、なるべく絵や会話を多用して軽く読めるように工夫しています。(かなり端折って引用しているから正確性には欠けるかも知れません。あと、完成した絵が的外れかも!)
複雑な物語を複雑なまま受け取って欲しいので、ところどころ余白を持たせて言い切ることはなるべく避けています。だって発掘の最後の作業は、読み手自身がおこなうことだから。答えはすでに、はじめから読んだ人の心にあると思っています。

このサイトは、読んだ人の思考が少しでも深まる「きっかけ」となることを目指しています。サイトにはおしゃべりをするような気楽な気持ちで遊びに来て欲しい。でも読み終わった後、世界の見方がほんの少し変わっていることに気付いて欲しい。名前が与えられた想いは、前に進もうと勝手に動き出すからです。
新しく掘り返した想いは、まるで昔からそこにあったかのように馴染んでいるかも知れません。でも読んだ翌日(あるいは翌年かも知れない)、ふと気付きを誰かに伝えたくなったり、ハッとするような現実の再認識が起こったとしたら、それはあなたの世界の見方が新しくなったサイン。
そうしたらまた、どこかで気付きや想いをつぶやいて欲しいのです。あなたが人生で得た気付きや知恵は、きっとどこかで誰かを勇気づけ、世界を良くすることに役立つでしょう。そのサイクルを早めることが私の喜びであり、また私が恩恵を受ける手立てでもあります。(あなたが良くした世界、それこそが私の利益!)
このサイトのイラストや文章が、誰かの心の中に新しい視点を残し、世界を捉えなおすきっかけになってくれたら嬉しく思います。
2025.8.27