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先月、夏の暑さから指先がふやけ、主婦湿疹に発展してしまったのでハンドクリームを自作しています。炎症と乾燥のために4分の3にまで短くなってしまった薬指の爪も、ほぼ今はもとの長さまで戻りました。
主婦湿疹に大敵なのが水仕事。なるべく炊事のときは手袋をして手が濡れないようにしますが、コップを一個だけ水洗いするときなどちょっとした用事だとつい素手で水を触ってしまいます。なので、ハンドクリームも出来れば撥水性のものを使いたいんですよね。
とその前にちょっと話が横にそれますが、主婦湿疹の人は野菜を切る時やお風呂で髪や体を洗う時も手袋をしたほうがいいです! 最初お金がかかるので使うのをためらいましたが、手袋をすると圧倒的に悪化が止まります。皮膚が健康なときはなんてことないですが、シャンプーは手で洗剤を泡立てて何度もこすりながらすすぐ行為なので、ほんっっと素手でおこなうとダメージが大きいです!
私は評判がよかったのでアマゾンでマツヨシのものを買いましたが、ニトリルグローブはポリ手袋よりフィット感が高いのでシャンプーや調理など細かい作業におすすめです。
私は手が小さくて中指の先から手の根元まで15cm。指が短いので指先が少しだけ余ります。でも指先の感覚がわかるしズレにくいのでポリ手袋よりずっと快適にシャンプー出来るし、何より手首が閉まるので手袋内に水が入りにくいです。一枚10円なので毎日使うとなるとコストが気になりますが、私は調理に使った手袋を洗って夜お風呂で使うようにして節約しています。
一度使ってしまうと再びはめにくいニトリルグローブですが、実は中に少し水を入れちゃえばスルっと手が入るので再使用しています。主婦湿疹対策を厳密にするなら、手を水に絶対濡らさないように毎回新しい手袋を出したほうがいいのですが、私はお風呂のときはシャンプーやせっけんで過剰に洗うことを防げればいいと割り切って、水を入れて再利用してしまっています。
使ってみるとわかりますが、シャンプーや調理のときに手袋をつけ始めると、長年かけて固くなった指先が柔らかくなります。ハンドクリームをマメに塗っている相乗効果もあると思いますが、美肌の基本はやっぱり攻めより守り。日焼け止めにこだわるよりシンプルに日差しを避けるほうが焼けないのと一緒で、クリームより手袋にお金をかけたほうが対手荒れ対策としては効果が高いと思いました。
さて、ハンドクリームの話に戻りますね。
実は先月、市販の水仕事用ハンドクリームを使っていたのですが、指先が赤くかゆくなりかえって乾燥が進行して指がカッピカピになってしまったんですよね。なのでそれ以降は自作しています。
乳化剤がいけなかったのか、大量に入ったシリコンがいけなかったのか両方なのかはわかりませんが、とりあえず乳化剤を使わない撥水するバームを作ることにしました。市販のハンドクリームは伸びと乾いたあとの手触りをよくするためにたいてい乳化剤が入っていて、肌荒れの人はこの乳化剤が原因で悪化する可能性があるんですよね。
乳化剤はクリームに水分を混ぜ込む作用がありますが、クリームを洗い流すときに自分の脂も流出するので、洗うことが多い手の場合は逆に脱脂されてしまいます。夜寝る前など水仕事をしないときに塗るなら、乳化剤入りのクリームでもいいんですけどね。
ではレシピと作り方です。
材料をガラスのジャーに入れてミツロウが溶けるまで5分くらい弱火でナベで湯煎し、ちょっと混ぜて冷めるまで放置したら出来上がりです。手間としてはホットココアを作るのと同じくらいなので、思い立った時に気軽に作れます。
容器には50gのガラスのジャーを使っています。一個ずつ買うと割高だったので、アマゾンで1個260円6個セットを買いました。最初は多いかと思ったのですが、常に3つくらいは稼働しているのでそこまでムダではなかったです。DIYを始めてカスタマイズの楽しさを知ると、ラベンダー精油入りとかカレンデュラオイル配合とか色々作って使い比べてみたくなるんですよね。
調べると、精製したラノリンとミツロウが撥水性が高く刺激が少なそうだったのでこちらをベースに、紫根オイルを配合することにしました。
テクスチャーは固めのワセリンのようなバーム状で、オイル100%なのでベタつきますが薄く伸ばせばしっとり程度に落ち着きます。ヌルヌルはしないので塗った後作業はしやすいです。ラノリンとミツロウの効果で水に落ちづらく、手を洗うと撥水します。
今回は紫根オイルで作りましたが、赤い色が気になる場合はカレンデュラオイルがオススメ。黄色~オレンジ色のオイルですが着色は気にならない程度ですし、カレンデュラは紫根と同様に肌荒れに効果が高いことで有名。オイルをカレンデュラオイルに差し替えると、ミツロウの香りが際立ちハチミツみたいなおいしそうな香りのクリームが出来ます。
紫根オイルに含まれるシコニンには抗炎症作用や細胞賦活作用があり、手荒れを早く治してくれます。紫雲膏と違って豚脂を使わないので、今回のレシピでは紫根オイル特有のかすかなゴボウのような香りがします。精油を入れればマスクできますが、入れなくても使いやすいです。私は調理前に使うので今のところ精油は入れていません。今回はマンデイムーンで買いました。
カレンデュラオイルと比べた場合、紫根オイルのほうが抗炎症作用が強い気がします。気のせいかも知れませんが、カレンデュラオイルは皮むけしやすい感じがするんですよね。カレンデュラにはカロテンが多く含まれますが、カロテンは体に吸収されるとレチノール(ビタミンA)に変わるそう。確かにレチノール反応って赤くなったり皮むけしたり、一見肌荒れが悪化したように見えますもんね。
ラノリンは手荒れ民にものすごく人気がある材料です。今回レシピを作る前の下調べでレビューを読みましたが、めちゃくちゃよかったです。「ワセリンの保湿は表面だけだけど、ラノリンは角質層にまで浸透する!」「パックリ割れた指先もこれを塗れば2,3日で治る!」「肌がふっくらする、もっと早く買えばよかった!」と大盛り上がり。
ラノリンをそのままで顔に塗ったり、ハンドクリームやリップクリームにする人も結構いるみたいですね。私はミツロウを入れたほうがサッパリした使用感になるのでそのままでは使いませんが、確かにラノリンはそのままでもちょっとベタつくけど伸びの良いクリーム状です。
ラノリンは授乳中の乳首の保護にもよく使われていて安全性が高い素材ですが、肌荒れでバリアが壊れている人はアレルギー反応が出やすいので吸着精製タイプがオススメ。
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