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フランキンセンス樹脂でローションを作ってみたら非常に良くて、ここのところネットで情報を集めながら何度か作っています。ただ樹脂を溶かす方法についての情報があまりなく、毎回試行錯誤しながらの作業となっています。自己流ですがだんだん慣れてやり方が決まってきたので、自分用のメモを兼ねて方法を共有することにしました。
基本的なやり方は下記2つのサイトを参考にさせてもらいました。
オレンジフラワー: フランキンセンスの化粧水
フランキンセンス樹脂は水に溶かすと乳白色になり、見た目も香りもカルピスのようです。このフランキンセンス水をそのまま塗るだけでも保湿効果とアンチエイジング作用があるので、十分ローションとして使うことが出来ます。
限界まで水に溶かして濃度を高めると独特のべたつきがあり、肌に塗った感触を身近なものに例えるとすると「ラベルの接着剤がちょっと残ってしまったジャムのビン」。オイルやワセリンのヌルつきとはちょっと違って、少しきしむような被膜感のある樹脂特有のベタつきです。
気になる方はお好みの薄さまで水を加えて使うといいと思います。私は逆にこのラップのようなしっとり感が好きなので、水で薄めずにアラントインやラベンダー精油を加えて顔や手に塗っています。肌が白くなってもちもちするし、手の主婦湿疹が治ってきました!
フランキンセンスには樹脂特有の天然の抗菌効果があるそうで、部屋に置きっぱなしで使っているフランキンセンスローションは、防腐剤を入れずに一週間くらい放置していますが今のところ腐敗したことはありません。2週間くらいまで腐敗しないと聞きましたが、今のところそこまで長く放置したことがないので確かめたことはありません。
防腐剤を入れると肌に負担がかかるしコストも上がるので、防腐剤フリーでコスメを作れるところも私がフランキンセンス水を気に入っているポイントの一つ。抗菌効果があるならニキビにもよさそうですよね。
フランキンセンス精油が3000円/10mlと高価なのに対して、フランキンセンス樹脂は250円/10g。なんと10分の1のお値段で手に入れることが出来ました。このあと詳しい作り方の説明をしますが、フランキンセンス樹脂4gで100mlのフランキンセンス水が作れるので、シンプルなローションなら100円/100ml。安い!
上の写真はオレンジフラワーさんで買ったフランキンセンス。こういうゴロゴロと粒が大きなものが質がよいのだそうです。こちらは食用、サプリメントグレードなので万が一ローションが口に入っても安心。(普通に塗っていたらまず口に入ることはないと思いますが…)
おいしそうなにおいがするので興味本位で樹脂を一つ口に含んでみると苦くてえぐかったです。積極的に飲んだり食べたりしたい感じの味ではありませんでした。
調べるとフランキンセンスをサプリメントとして専門に売っているショップもあって、サイトの説明を見ると胃や歯茎の炎症や認知機能を向上のために服用されたりするようです。
フレレアーナの樹脂には、フランキンセンス特有の成分とされるボスウェリア酸は含まれませんが、非常に優れた抗炎症作用があることで知られています。口内炎のケアにも良いとされ、歯と歯茎を強化する働きがあります。消化を助け、胃の損傷を癒すともいわれています。
クリスタル・ティー:フランキンセンス(乳香)樹脂
また、認知機能に働きかけるという特性があり、物忘れやボケ防止にも良いとされています。
このように組織を再生したり炎症を抑えたりする強力な力があるようなので、主婦湿疹に効果があったのにも納得!
クリスタル・ティーのサイトにフランキンセンスの保存についての説明があったので、ついでに載せておきます。
なお、フランキンセンス樹脂の青味は、高温や光にさらされることで一気に退色します。(中略)より良い状態でお使いいただくため、お受け取り後は必ず冷蔵庫などの冷暗所で保管し、なるべくお早めに使い切って頂くことをお勧めします。
クリスタル・ティー:フランキンセンス(乳香)樹脂
フランキンセンス樹脂は光や高温に弱いそうなので、冷蔵庫や冷暗所で保管するのがよいようですね。あと、特別新鮮なものは青みがかっており、また透明度の高いものや黄色いものは品質がよいそうです。
さて、前置きが長くなりましたが作り方の説明に移りたいと思います。フランキンセンス樹脂は水に一晩漬けておくだけである程度溶けますが、私はせっかちで待てないので加熱する方法を選びました。
先に作業を簡単に説明しておくと、アイラップに入れた樹脂と水を1時間ほど湯煎して、最後にお茶パックで濾したら出来上がりです。
- 水 50ml
- フランキンセンス樹脂(粒) 2g
- アイラップ 1枚 (ジップロックの袋でも可)
- だしパック 1枚
- 保存用の空ボトル(例:ガラスの遮光ビン 100ml)
- お好きな精油(例:ラベンダー精油)
先に湯煎用の水を用意します。容器にアイラップが浸かるくらいの水を入れ、レンジで60度から100度くらいに加熱しておきます。私はヨーグルティアの容器に500mlくらい水を入れ、レンジで2分ほどチンしたあと65度にセットしておきました。ない場合はスープジャーなどの保温容器を使うと早く溶けると思います。
そこに、水50mlと樹脂2gを入れたアイラップを1時間ほどつけておきます。樹脂が水を吸って柔らかくなるので、最後に手で揉んでよく溶かします。
ジップロックの袋でもアイラップでもどちらでもよいのですが、アイラップが3円/枚なのに対してジップロックはSサイズ13円/枚だったので、私はアイラップを使っています。
フランキンセンス樹脂がある程度溶けたら、お茶パックで濾して好きな容器に保存します。私はすぐ使わない分はジャムの空き瓶などに入れて冷蔵庫で保存しています。空き容器を事前にパストリーゼでアルコール除菌しておくと安心。
ちなみにお茶パックは「ゼンミ お茶だしパックLサイズ 無漂白タイプ(12cm×11cm)」を使っています。50~100mlくらいのフランキンセンス水を濾すのに丁度いい大きさでした。紫根などインフューズドオイルを濾す際にも使えるので、DIYする人は一つ買っておくと重宝すると思います。
上の画像はアイラップに残った溶け残りです。おそらく樹皮や水に溶けなかった油溶性の成分が残っているんじゃないかと思います。この溶け残りを集めておいて、今度紫根オイルを抽出するときに一緒に溶かしてみようと思っています。紫根オイル特有のゴボウっぽい青臭いにおいがマシになるかも知れないので。
私は今回オレンジフラワーから購入しましたが、マンデイムーンでも売っています。
耐熱温度が高く湯煎でご飯も炊けるので防災用品としても使えるアイラップ。ジップロックの袋の4分の1のコストで使えるので、フランキンセンス水を作るたびに使い捨てても惜しくありません。
コスメのDIYをはじめると、オイルやらエキスやら何かと濾す必要が出てきます。はじめはろ紙を使っていましたが、水は通してもオイルを通さなかったり、折り方が難しかったりして断念。今は紙製のだしパックを使っています。大は小を兼ねるのでLサイズがオススメ。無漂白なのも安心。
マグカップや調理用の計量カップを使ってもいいですが、ビーカーがあると圧倒的に便利です。注ぎ口がついているし電子レンジも湯煎もOKなので。私はHARIOの50ml、100mlのビーカーと、同じくHARIOの200mlのガラスの計量カップを使っています。でもこれからDIYコスメを始める人は50mlと200mlのビーカーが2つあれば、たいていのことは困らないんじゃないかと思います。
50mlの小さいビーカーはオイルに粉類を混ぜるときに便利です。マグカップと違って小さいので容器についてしまう無駄を最小限に抑えることが出来るし、注ぎ口がボトルやジャーに移すとき圧倒的に便利です。また、200mlは一回分のローションを計量しながら作れるし、50~100mlのクリームを作る際にも重宝します。乳化剤を使ったクリームはかくはんすると液が膨脹しますが、この少し大きめのサイズだと飛び散らずあふれずちょうどよかったです。
DIYコスメを始めて、意外に悩むのが容器。原料より容器のほうが高いなんてことも…。私は脱プラしたかったので、なるべく容器はガラス製を使うようにしています。値段は高いけど煮沸消毒出来るし、洗って使えば長く使うことが出来ます。私は10年以上前に生活の木で買った120mlの遮光ビンをいまだに使っています。
最初に買ったときについてきたポンプは壊れてしまいましたが、オレンジフラワーで口径2.4cm用のポンプを買っておそるおそるはめてみたらピッタリ! さらに2.4cm用のワンタッチキャップも買って、用途によってフタを使い分けています。大満足!
遮光ビンは有効成分が光で分解されてしまうのを防げるし、エコだし見た目もきれいなので高いけどオススメです。使い終わったら洗剤でよく洗い、ハイターで除菌したあとよく乾かしてから保管しています。
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