この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

スミレ。サツキの大学の英語講師。地域猫の会に所属。

サツキ。都内の大学に通う学生。地域猫の会でスミレと知り合う。

かわいいねこ。ふわふわでいいにおいがする猫。ゴロニャンといい声で鳴く。

スミレさん、前回、「昔はお色気シーンって『コストをかけずに挿入できるちょっとしたプラス』扱いだった」って言ってたじゃないですか。


なんかあのセリフ、妙に引っかかっちゃって。あれって、「女が脱ぐだけで画面が華やぐから、お色気シーンはお金をかけずに視聴者を惹きつけることができる便利なアイテム」って意味で合ってます?

大体そんなところね。でも、コストのところはちょっと違う意味で言ったのよね。サツキちゃん、マンガの何が一番楽しい?

えーっと、めくるめく冒険、悪い奴をやっつける爽快感、それからかっこいいキャラクターとかですかね。

そうよね、登場人物と一緒に喜んだり悲しんだりして、まるで自分がその世界で生きているように感じる…。魔法やアクションも大事だけど、基本的には人は他人の人生を垣間見たくて物語を読むんだと思うわ。

たしかに! ファンタジーものも、はじめは変わったモンスターや魔法とか世界観に圧倒されるけど、たぶん新刊を楽しみにする頃には推しが見たい一心になってますね。pixivを徘徊するのも推し補給のためですしね。

二次創作って、推し補給のためだったのね…。でも、そこまで熱中してしまうような魅力的なキャラクターを描くのって、大変な作業よね。たとえば「かっこいい」を表現するのにも、どんなシチュエーションでどんな振る舞いをすればいいか考えなければならないし、人間に対する高い解像度を持っていなければ描けないわ。前回掲載したイラストを持ってくるわね。


あー、わかってきました。”お色気シーンはコストが低い”っていう意味は、女の子さえ可愛く描ければその他の複雑な人間関係や舞台設定を練らなくていいからって意味だったんですね。

そう、たとえば下のマンガは1986年に週刊ジャンプで連載されていた「空のキャンバス」のワンシーンよ。




ちょっ、この人、道で女の子のポニーテールをつかんで引きずり倒してるじゃないですか?! しかも「10円貸して」って、何事なんですか?!

この「空のキャンバス」は体操をテーマにしたラブコメなんだけど、当時はすごい人気で「毎週誰かが泣いてしまう感動ストーリー」と評されていたらしいわ。ちなみにその男の子は中学生の主人公、女の子のほうはヒロインなんだけど、これが二人の出会いのシーンなのよね。

こんなんラブコメやない、強盗致傷やーーーーーーー!!!! もしかしてぶつかりおじさんたちも、少年時代にこのマンガで人間関係を学んだんですかねぇ??!!!!!!

そしてこの主人公の少年は、体操教室をやっているヒロインの家に下宿することになるの。


普通にトイレ開けとるがな!!!! 「どうしてもしめて欲しい?」なんて、こんなの子どもが「女の子とはこうやってコミュニケーションすればいいんだ~」って誤学習するじゃないですか??!!!! なんなんだ、この描写は???? 治安悪化が目的なのか??!!!

このマンガが連載されていた1986年に中1だった子たちは、今年2025年には52才。ぶつかり行為をしているかはわからないけど、ちょうどおじさんの年齢ではあるわね。

とまあ、こんなふうに通りすがりの女の子を引きずり倒すことでしか出会いのきっかけを作れない人を主人公に設定しちゃったら、このあと繊細な人間ドラマを組み立てるのは無理よね。まず人とまともに意思疎通できるかどうかさえ怪しいわ。

もはや犯罪じゃないですか!!! 主人公のコミュ力を上げましょう、早急に!!!

でもさっき言ったように、人間の複雑で多面的な部分を受け入れられる筋力のある作家にしか、魅力的なキャラクターは作れないのよ。解像度を上げるのにも経験がいるし。

お色気シーンを多用すれば、そんな若手でも簡単にコメディ調の話を作ることが出来るわ。女の子さえかわいく描ければ、主人公のコミュ力不足は彼女が吸収してくれる。

吸収って、スミレさん、女の子が「いや~ん、ばか~ん、えっち~」って被害を笑って受け流す描写のことですか???!!! いや、吸収出来てないですから!!!! リアルでやられるほうの身としては堪ったもんじゃないですよ!!!!

でも読者の解像度もきっと同じくらいだから、世界観を共有できていいのかも…? うっかり人間界に紛れ込んでしまった者たちの孤独が分かる、サツキちゃん?!

そ、そんなところに思いを馳せたくねぇーーーーーーーー!!!!

でも薄っぺらいキャラクターにならないように意外な一面を持たせるっていうのは、よくある手ではあるよね。


共感を得るどころか、スケベのせいで読者をうしなっちゃってるじゃないですか???!!!

ほら、意外性なんて普段から人をよく見てないと思いつかないから…。その点、クール&スケベで強い主人公はマンガ「シティーハンター」の冴羽獠に代表されるように、もうパターンとして存在しているわ。


あー、あれNetflixで実写化されてましたよね! 鈴木亮平好きだから見ましたよ!

彼はどのポーズも決まっててかっこよくてよかったけど、あの「もっこりちゃん」ってなんですか??!! ビックリしましたよ!!!!

そうそう、冴羽獠は好みの女の子のことを「もっこりちゃん」って呼ぶのよね。

読み終わったら「いいね!」ボタンをタップしてください。励みになります!

【ご協力のお願い】
コンテンツ制作にはAmazonのPA APIが必要です。今Amazonで見たい商品がある人は、ぜひこちらのリンクから入ってください。いつも通りお買い物していただくだけで、このサイトが商品画像を表示できるようになります。
いつもご支援ありがとうございます。

【PR】Kindle Unlimited 定額読み放題サービス
私は月に5冊は本を買うので、Amazonの定額制サービスに入っています。人気の本が定期的に入れ替わるし、技術書をよく買う人はめちゃくちゃお得。