萌えと生存のための闘争 ③/7 ~ラッキースケベも加害の教科書になりうる~

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登場人物

スミレ。サツキの大学の英語講師。地域猫の会に所属。

サツキ。都内の大学に通う学生。地域猫の会でスミレと知り合う。

かわいいねこ。ふわふわでいいにおいがする猫。ゴロニャンといい声で鳴く。

前回までのお話

萌えと生存のための闘争 ②/7 ~自分の欲望を引き受けない卑怯なおじさん的エロ~

お色気シーンの需要が生まれる背景

ラッキースケベも加害の教科書になりうる

サツキ
サツキ

え…。今この絵を見て気づいちゃったんですけど、ラッキースケベも加害の教科書になりうるんじゃないですか???!!! 「二人きりになってティンを出せば、女に魔法がかかって自分に夢中になるはず」って、一見自己完結した無害な妄想にみえるけど、「じゃ試してみよう」ってなった奴のニュースが連日絶えないんですけど!!!???

スミレ
スミレ

だって、あくまでもコミュニケーションが出来ない人の妄想だもの。人と関わる系の妄想には、どこかしら無理やりな展開が含まれるよ。

サツキ
サツキ

これ以上奴らに燃料を与えちゃダメだ…!!!! 理由はわからないけど、自他境界も現実と妄想の区別もままならない、精神的に未分化な個体が多すぎる!!!!

サツキ
サツキ

それにしても、女がティンにエンチャントされて自我を失うって妄想だって、実際起こったらキモいって想像出来ないんですかね?? 我を失った女にモノ扱いされるって、ホラーじゃないんですか??? 正気を失った人は男女問わず怖いですよ???

スミレ
スミレ

ほら、でも一方的に好かれて困った経験も、家族以外の人と親密なコミュニケーションを取ったこともないしね? それに問題は経験の有無じゃなくて、人との健全な距離感がどのくらいか感じられる感性があるかないかだから。

サツキ
サツキ

あー、経験も想像力もないから、人間関係の機微がまるごとブラックボックスになっちゃってるんだ。そこがまったく真っ白だから、与えられた都合のいいファンタジーを無批判に受け入れてしまうと…。

スミレ
スミレ

そうね、心のスキマを埋められちゃうのね…。

サツキ
サツキ

「ドォオオオーーーーン!!!」ですか。

スミレ
スミレ

(この子、本当どこまでも付いてくるわね…!!!)

お色気シーンの需要が生まれる背景

スミレ
スミレ

人によっては薄々間違ってるってわかっているけど、どうしようもなくてすがるって言った方が正しいのかもね。

サツキ
サツキ

え~、でもなんで彼らってそんなに恋愛に必死なんですかねぇ??? そもそも人間に対する興味が薄いんだから、人と関わったって楽しくないだろうに。ましてや異性ならなおさら、興味も生活スタイルも全然違うんだし。

スミレ
スミレ

サツキちゃんっていつも、本当に目の付け所がいいわよね! 今の発言に、私が言いたいと思ってたことが全部つまってる。私は彼らがお色気シーンに固執するのは、女に絡めば性欲だけでなく、居場所、健康管理、メンタルの安定など、生存に関わる様々な欲求が満たされると本能的に感じているからなんじゃないかと思ってるの。箇条書きにしてみるわね。

お色気シーンの需要の背景

  1. 自己管理能力が低いので、ケアしてくれる人が必要。
  2. 解像度が低いので人に嫌われる行動を取りがち。また、攻撃性や衝動を抑えられないので集団から排除されがち。居場所に対するニーズが切実。
  3. 男でもいいけど、ケア能力が高い人自体が少ない。女の方が候補者も多いし下手に出てくれるので、同性にアプローチするよりハードルが低いと感じている。
  4. 自分は相手が望むようには気遣いが出来ないので、関係を不満に思っても逃げられない人がいい。(女、特に経験の少ない若い人が候補となる)
  5. ケア能力が高い人(女性全般、一部男性)をおとしめることで、男社会の維持に貢献。治安の悪化が自分にも居場所とケアをもたらすことを無意識に理解している。
  6. フェアな社会になったら自分の居場所がなくなると知っている。女性を客体化するメディアは彼らの盾であり、心のよりどころ。
  7. 上記の欲求が支配欲、加害欲と混ざって性欲として認識されている。
スミレ
スミレ

自分の能力不足に対する諦めや、人に寄りかかって生きようとするズルさを持った人が、とり憑く先を夢想したり依り代を調達しやすくするための活動の一端が、萌えやお色気シーンの増加として私たちの目に入ってきてるんじゃないかと思って。

スミレ
スミレ

それを裏付けるように男性向けの恋愛マンガのヒロインは、「社交的で明るくおせっかい」「料理や掃除などが得意」など、お世話係としての特徴を満たしていることが多いわ。

サツキ
サツキ

自分の生存を満たすためのツールとしての”ヒト”なんだ…。初めから自分と対等な相手だなんて想定してないし、そもそも自分自身がステージに上がってすらいないんだ。

スミレ
スミレ

そう、対人関係の問題として提起するには、彼ら自身の輪郭が希薄すぎるのよ。私がいつも思い浮かべるのはルドンのキュクロープスね。

Wikipedia: キュクロープス (ルドン)
スミレ
スミレ

女を追いかけるあまり客観性がなくなって、寄り目が一つ目に転じたような夢見がちで虚ろな目。大きな瞳と丸みのある顔がちょっと赤ちゃんっぽい感じがして、そこも精神的に未熟という特徴をよくつかんでいてリアル。

サツキ
サツキ

すごいですねぇ、この絵! 女の人の「うへぇ、キモい、たまんねぇ!」って声が聞こえてきそう! 巨人の目も涙目っぽいっていうか、どこか憂いを帯びていて、加害しながら被害者ヅラしてくる奴らを想起させますね!!!

スミレ
スミレ

じゃあ早速、箇条書きにした内容を順番に見ていくわね。

続きはコチラ

萌えと生存のための闘争 ④/7 ~理解不能な他者も属性化してしまえば安心して妄想に使える~

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