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ネットワークエンジニアが最初に取るべきと言われる資格といえばCCNA。超初歩の資格なのに結構難しくて、私の周りでは監視はもちろん構築の人も持っている人は少なかったです。
監視はインターネットの回線が切れたりしてないか２４時間確認する仕事、構築はインターネットがどこを通るかデザインする仕事だよ。
ネットワークっていくら勉強してもわかった感じが全然しなくて、結局取得に半年以上かかってしまいました。
私は会社の研修でスクールに２週間通学し実際にルーターやスイッチに触りながら学んだのですが、正直CCNA取得にはそんなに影響していないと思います。ただ、実際に働く場合は現場のエンジニアやお客さんからルーターの写真が送られてくるので、実機に触った経験が生きてくると思います。
私がCCNAの取得に効果的だと思うのはこの３つ。
- ping-t
- 黒本
- パケットトレーサー
ポチップ
通称黒本。ping-tが終わって、さらに問題を解きたいときにオススメ。ping-tは問題数が多くて素晴らしいですが、なんせwebサイトなのでスクショして四角く切り取るのに向いていないんですよね。私はそれでも無理してフラッシュカードに入れていましたが、コマンドの文字が小さくて読みにくかったです。その点黒本は本なので四角く切り取っても字が大きくて見やすかったです。
下はKindleをスクショしたものですが、黒本は解説がスクショに向いたレイアウトになっていて、フラッシュカードを作りやすかったです。
(模擬問題、スマホ問題集付き)徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
みんな大好きping-tです。有料プランに申し込んで、コマ問や簡易シュミレーターまで確実にやりましょう。私は試験直前までコマ問の存在を知らなくて、試験前日に先輩から教えてもらって、あせって全クリしました。結局試験は一週間延期。
ちなみにオンラインで在宅で受けたけど、試験は何度でも延期できたよ。※2022年時点
私はこの「Cisco Packet Tracer(パケットトレーサー)を使いこなそう！」というサイトにお世話になりました。問題がたくさんあって解説もわかりやすいのでオススメ。実機は好きじゃないけどパケットトレーサーはかわいくて好き。
初めて勉強する人は、どこからでもいいのでまずping-tで問題を解きはじめて、解説をスクショして適宜フラッシュカードに入れて用語を暗記していくと最短で合格できると思います。
ちなみに私が愛用しているアプリはFlashcards Deluxe。用語を塗りつぶしたスクショをクイズとして表に、裏にそのままのスクショを解答として登録して高速回転。間隔反復に対応していてデバイス間の連携も素晴らしいので、何年もこればっかり使っています。価格も買い切り400円くらいで神。
わあい、ping-tだけで２週間でCCNAに合格したぞ〜！
じゃあ早速、CiscoのDevnetに入って仮想環境でルーターを立ち上げて組んでいこっか。
意味わかんなすぎてお腹痛い。
どうもping-tだけで受かる人も結構いるみたいなんですけど、じゃあ構築できるかというと話は別のようです。
とはいえ検定料が3万円以上するので、合格を確実にするために黒本もやりこんでパケットトレーサーでルーターを配置するくらいはやっておいたほうが安心だと思います。（ただし、ここまでやっても実際自分で組んでみないと構築できるようにならない。）
どうせ試験がなければ永遠に勉強しないし、資格挑戦は知識を深めるチャンス。「今の時点ではこれ以上できない」ってところまで取り組んでおけば、新しい自分に出会えるよ！（ちなみに私は「ネットワークが実はあんまり好きじゃない」って自分と出会えたorz）
ちなみに仮想環境で構築できるようになっても、まだまだわかった感じがしないよ。ping-tで点が取れるようになったら、取り合えず試験受けた方がいい。
基本的に黒本とping-tで大丈夫だと思いますが、私は他にも白本や初心者向けの参考書もやりました。参考にこちらにレビューを載せておきますね。
ポチップ
2021/4/21 発売 / 株式会社ソキウス・ジャパン (編集) / 688ページ
読者限定特典として模擬問題1回分(ダウンロード版)を提供。試験を体験しておくことで、合格がぐっと近づきます。
(模擬問題、スマホ問題集付き)徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
さらに、通勤・通学中も学習できるようスマホ問題集も提供。豊富な132問の模擬問題のほか、苦手な方が多いIPアドレスの計算問題付きです。
Amazonのレビューをまとめるとこんな感じ。
紙派ならコレ。解答が丁寧で問題も多い。
・分厚くて開くのもおっくうでしたが、テスト前にスマホで問題集が見れるのは良かったです。
・1から学ぶ人にはおすすめしたい。多少知識がある状態CCNA取得目指すならping-tでいいかも。
・問題集として悪くない。解説もしっかりしている。WEBより紙派はこれを買って損はない。
・解答解説は、かなり丁寧。理由がしっかり書かれているので、間違った問題は納得だし合ってる答えも確認になります。これで解答が分冊だったら満点なんですが。。
・これから学ぶ人は、なんらかの教科書でしっかりと学んでから解くのにちょうどいいかと思います。
所感
上のほうにも書いたのですが、本を買うならまずこれ。レイアウトが見やすいので紙で勉強したい人や、ping-tを解き終わってさらに問題を解きたい人におすすめ。
ポチップ
2020/6/24 発売 / 林口 裕志 (著), 浦川 晃 (著), 中道 賢 (読み手) / 1402ページ
効率よく基礎力をつけるテキスト＋充実の問題集＝1冊で合格（中略）
章末に掲載した「確認問題」に加え、模擬試験を2回分提供し、この1冊で十分合格を目指せる質と量の問題を用意しています。
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト＆問題集［対応試験］200 -301
Amazonのレビューをまとめるとこんな感じ。
教科書にオススメだが別途問題集は必要。
・試験範囲はカバーしているとは思いますが、問題集としては質も量も浅いので、「この1冊で合格できる!!」は言いすぎなんじゃないかなと思います。別途黒本を買うなりPing-tの問題を解くのがいいでしょう。
・かなり分厚い参考書なので、この1冊でCCNAに合格できるような勉強はできる。ただ、確かに知識の量的には申し分ないが、実際の試験対策としては、別途問題演習は必要。
所感
通称白本。試験範囲全体を体系的に眺めたり、細切れじゃなくて筋だった解説が欲しいときに重宝します。私は黒本をやる前に白本に取り組みました。章末問題はいまいちでしたが、教科書的な本が欲しいならこれがおすすめ。
CCNAは近年難化して範囲も広くなりました。ネットワークはイメージしづらくて勉強自体が辛いし、頑張ってもなかなか分かった感覚にならないですが、資格を取ると就職に有利なので頑張ってください。
私はping-tの合格体験記を熟読して、「他の人も頑張ってるんだなあ」とモチベーションを維持していました。最新の試験情報が手に入るし、経験者がおすすめの教材を紹介してくれたりするので一度読んでみるといいですよ。
