【創作マンガ】「職場に何しに来てるの」6

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前回までのお話

【創作マンガ】「職場に何しに来てるの」5

P41~48

今回お伝えしたかったポイント

ESFJ型村社会を浄化するのもESFJ

家族のように仲間想いだけど権力に親和的で、いったん村のルールが出来上がると自浄作用が働きにくいESFJ型組織。

ENFJの米村(一つ結びセンターパート)かINTJの村田(メガネ)に改革してもらおうと構想を練っていたのですが、この二人は革命向きだけど現状ポジションが低いのです。どうしようかなと思っていた矢先にひらめいたのが、上野と同じESFJの上司高木に切り捨て役になってもらうこと。

同じ性格タイプなので上野の更生しづらさがよく理解でき、だからこそ米村と村田よりも冷徹な判断を下します。自分の目標かつ理解者だと思っている相手に見切られるのって、一番辛いですよね(にっこり)。

現実と自己イメージが乖離した人の心理

仕事は出来ないし嫌われがちな上野。なぜ彼は「人情派で面倒見のよい古き良き男・上野」という自己イメージを保ち続けることが出来るのでしょうか? 彼は気配り上手で空気を読む力があるので、単純に鈍いというわけではなさそう。

おそらく、薄々自分がイケてないことに気付いているんじゃないかと思います。自分の評価はたまに聞こえてくるし、周りの反応を見れば嫌でも気づいてしまう。それでも自己欺瞞を続けられるのは、何かトリックがあるんだろうなと思って、今お話を書いています。

おそらく一つには、人情派で面倒見がいいのが事実であること。”みんな”の範囲がある程度広いとき、彼は本当にいい人なのです。過去の成功体験や私的な関係の中で自己効力感を保てる限り、現実と自己イメージのギャップがあっても問題をはっきりとは認識できないかもな、と思いました。

「男同士の戦い!」と思いきや論外と思われている悲しみ

もう一つは仮想敵を作ること。自分は良いおこないをしているんだけど、周りがそれを悪く受け取る。あるいは古い価値観というだけで闇雲に排除しようとする勢力がいる、というファンタジーがあると、自尊心を守るのに役立ちます。

INTJ村田は上野のように社交上手ではないので、ぎこちなさや気の利かなさが目立ちますが、上野が思うような「ロボットのように冷徹な人間」というわけではありません。ましてや上野を感情的に嫌っているわけでもない。

ただ、上野の他の人に面倒を押し付けていく仕事のスタイルが、彼の「組織を無駄なく円滑に回す」という理想とかみ合わないだけなのです。確かに村田は上野の動向に目を光らせていますが、それは単純に上野がミスをして隠蔽したがる性質だから。

しかし上野の弱点の一つは、こういう一風変わった行動原理を理解する力が弱いところ。結束する力の強さは、排除する力の強さでもあります。また、村田の本心を理解してしまうと、情けない自分の姿がヌッと立ち現れてしまいます。

なので、村田のことを「女の肩を持つ、男にとっての反逆者」とか「人情を目の敵にする仕事人間」などの仮想敵に仕立て、自分と向き合うことから逃げてしまうのです。

ライバルだと思ってた相手が、自分のことを歯牙にもかけていないとしたら…。こんな悲しいことはないなと思って取り入れました(にっこり)。

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