この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
2025年の終わりごろからマンガを公開しはじめて、大体1年が経ちました。それ以前はイラストエッセイを描いていて、たまに4コマを描くことがあるくらいでした。
現在2026年8月ですが、マンガっぽいものがようやく描けるようになってきたので、ここまで来るのに勉強したことを一度まとめておきたいと思います。
2023年、マンガを描こうと思って一番初めに読んだのがこの本。クリスタ×iPad でマンガを描く技術が説明されています。
マンガってストーリーと絵を用意するだけでも大変なのですが、デジタルであってもアナログであっても、マンガはまずツールを使いこなすのが一苦労なんですよね。「吹き出し?フォント?コマとは?」と道具と格闘しなくちゃいけなくて、初心者はそれが一番のハードルだよなぁと思います。
こちらが2023年にはじめて描いたコマ割りマンガです。iPad miniを何度も処理落ちさせながら描きました。

ツールの使い方とマンガの見せ方自体がよくわかってなくて、すべての塗りに白いフチが入っちゃってます。絵やストーリーはその場で思いついたものをチャチャッと描いただけで、当時は何も勉強していませんでした。ひとかくとかルーミスとか、ジャック・ハム本を模写した経験があっただけ。
クオリティはともかく、3ページ完成させたことで「私マンガ描けるじゃん!」と自信がつきました。
このあと3年描かなかったのは、マンガを描き続けるには制作環境を整える必要があるとわかったからです。iPad miniはせいぜい30枚くらいのレイヤーしか扱えないし、600dpiにも耐えられなくて作成できる原稿サイズにも制限がありました。
板タブは手元にありましたがうまく使えず…私がコンスタントにマンガを公開できるようになるには液タブが必要だと気付きましたが、当時はまとまったお金も時間も捻出できなかったのであきらめた感じです。
結局3年後に買うのですが、液タブやサブスク代、技術書や資料集のためにやっぱり15万くらいはかかりました。当時はそれを乗り越えるだけの気力と余裕がなかったんですよね。
そしてこちらが今年(2026年)の4月くらいに描いたもの。やっぱりマンガを描いてみたいなーとまた思い立ち、iPad miniで描き始めるもレイヤーが多すぎて頻繁に処理落ち。一段ずつ描いて最後に合成して仕上げました。
一コマごとにファイルを作っているので、ファイルの管理が大変。だんだんどこに何を描いているのかわからなくなってきて、液タブを買うことを決断しました。
Cintiq 16(12万くらい?)を買うことにしたのですが、せっかくそんな大金を払うならマンガの勉強をしようと思って本もたくさん買いました。

そしてコマ割り、背景ソフトの使い方、構図などを4ヵ月勉強したあとの作品がコチラ。液タブ&PCで描いているので、複雑なコマ割り(2段ぶち抜きの縦長のコマとか)にも対応できるようになりました! この4ヵ月間に勉強したことをまとめるのが、この記事の目的です。

画力はまったく上がっていませんが背景が入れられるようになったし、コマ割りや構図で躍動感が出せるようになったと思います!
ちなみに私の今の目標は「文字を書くようにマンガを描き、読み手にジャニス・ジョプリンを降臨させる(テンポよく臨場感をもって楽しんで欲しい)」。読んだ人の感想が、「さらっと読めたな。小説読むよりラクで印象に残るな」となってくれたら嬉しい。
量産したいので絵は記号化してしまっています。絵は好きだけど情熱は少なめだし、細部に気がつかえる性格でもないので、上手くなる気がしないんですよね…。その代わり構図やカメラワークで臨場感を伝えるように心がけています。
背景を手描きしてみて大変すぎたので、建築ソフトの使い方を勉強しました。基本的に背景はsketchupという3Dモデラーで線画と影を抽出して使っています。この本の作者の丹波さんはnoteでもいっぱい発信してくださっているのですが、ガチの初心者の人は本を買った方が時短になると思います。
高い本ですが、講座に申し込んだと思って買って正解でした! 建築ソフトは意外と複雑で、最初が一番大変だと思います。でもこの本は一から実践で使えるようになるまで指導してくれるので、初心者の私でもマンガに背景が入れられるようになりました。
クリスタの3Dモデルを動かすとよく落ちてしまう低スペックのPCを使っているので、sketchupは大丈夫かな?と心配でしたが、たまに落ちるものの何とか使えています。
背景の画像が手に入っても、最低限のアイレベルやパースの知識がないと人物を入れられないんですよね。そのあたりの知識を補ってくれたのがこの本です。
この本を模写しているうちに、だんだん背景に人物を入れられるようになってきました。今はもうパースとか考えていなくて、sketchupに人物モデルを表示させて、それを下敷きにクリスタのデッサン人形のアングルを調整して描いています。
が、パースの基礎練習なしには出来なかったと思うので、こちらの本を履修してよかったです。
人とドアの大きさのバランスを整えたり、樹木の描写、ちょうどいい影の情報量を参照するのに使っています。あと、これは他の資料集にも言えることですが、線画や影は3Dソフトが出力してくれるとしても、どんな背景を用意するかはこちらが決めなくちゃいけないんですよね。
この審美眼を鍛えるために、この他にも住宅地や屋内、人物ポーズの資料集を10冊くらい揃えました。
画力は自分に期待してないので据え置くとしても、なんか塗ってないと背景と馴染まなすぎる!! 人物だけ白く浮いてたら、別のメッセージ(燃え尽きたり幽体離脱したり)が発生しちゃってストーリーが伝わらないぞ?となって急遽買ったのが影指定ワークブック。
ダウンロードした線画にお手本通りに影を塗っていきます。同じ構図を使って、よくある普通の影と、真上、背中から照らされた時のドラマチックな影を練習します。たとえ線画が下手でも、グレーをサッと塗るだけで手っ取り早く悲しみや怒り、驚き、モブ化など様々な演出が出来て立体感まで出るので、影はコスパがいいなと思いました。
こちらの本はマンガには時間の経過があるんだ、場面展開も必要、というコマ割りの基礎の基礎を知るのに役立ちました。ふむふむ、と流し読みする感じで読みました。
こちらの本は生徒さんのネームを先生が修正する、という講座形式でした。遠景や俯瞰して全身を描くことで、設定を読者に伝えられるんだと学びました。あと空間の広がりを演出する空の使い方や、変形コマでスペースを広く使う方法が参考になりました。
一枚の原稿にアップ、ミドル、ロングショットを入れる必要性を教えてくれた一冊。コマ割りに慣れないときに頻繁に参照しました。
「漫画コマワリ教室」と似た感じで修正前、修正後を比較できます。が、こちらの「マンガの裏技」に出てくるのはプロのマンガ家のネームと完成原稿。同じ内容でもコマ割りと演出次第で面白さがこんなに変わるんだ!という気付きを与えてくれました。
プロは読みやすさだけじゃなくて、キャラ立ちやめくりも意識しているんですね。たまにマンガにはコマからはみ出ている人物や、紙の端までぶち抜いている背景がありますが、あれにはキャラを紹介するためとか圧迫感を解消するためとか、ちゃんと意味があるんだなとわかりました。
私はドラマや映画が好きなので、ドラマチックなシーンを演出したくて撮影術の本を参考にしています。マスターショット100も持っていますが、マンガは会話が多いので、「マスターショット2ダイアローグ編」のほうが100より参考になりました。
どんな構図にしようか迷ったら、まずこの本かマスターショット100、あとVISIONを見ています。
普段から映画やドラマはよく見ているのですが、クエンティン・タランティーノと黒澤明の映画を意識して観るようにしました。黒澤明の「七人の侍」は今年初めて見たのですが、白黒映画ということもあって手塚治虫のマンガの実写版か?と思うくらいよく似ていました。なんだったら俳優の顔や表情、アクションまでそっくりで、映画なのに本当にマンガみたいな画だと思いました。
あとタランティーノのキル・ビルとかパルプフィクションも、マンガっぽい構図が多くて勉強になるので何本か見ました。
絵ではないけど意外とマンガを支えているのが、描き文字と漫符ですよね。ドーンという文字や💦がないとマンガっぽさが激減します。描き文字は字だけど一気にマンガっぽい雰囲気が出せてコスパがいいので、最近力を入れています。
たいしたことはしていないと思っていましたが、こうして描きだしてみるとマンガを描くって膨大な量の学習が必要ですね…。
恐ろしいのがここまで履修してようやく入口だということ。マンガってやることが多すぎますよね!!
この記事が、「マンガ初心者がコマ割りマンガを描けるようになるまで」のロードマップみたいになったら嬉しいです。肝心のアウトプット(原稿)がしょぼくて恥ずかしいですが、初心者の今しか書けない内容だと思うのでまとめさせてもらいました。
もしこの記事が参考になったり面白かった思ったら、「いいね!」ボタンをタップしてください。励みになります!

【PR】Kindle Unlimited 定額読み放題サービス
私は月に5冊は本を買うので、Amazonの定額制サービスに入っています。人気の本が定期的に入れ替わるし、技術書をよく買う人はめちゃくちゃお得。

