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2024年にPHP8技術者認定初級試験を受験し、85%の正答率(70%以上で合格)で無事合格したので使った教材や勉強法について共有したいと思います。
下記は試験概要の抜粋です。
概要:PHPプログラミングの基本知識を問う試験
ITスキル標準(ITSS):レベル1
受験料金:12,000円(税抜)
試験会場: 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
試験日:試験会場にてほぼ一年中実施しています。
試験時間:60分
設問数:40問
出題形式:選択式(複数または単一選択)
合格ライン :7割正解で合格
主教材: 独習PHP 第4版(翔泳社)
PHP8技術者認定初級試験はPHPプログラミングの基礎的な能力を測る試験で、全国のCBTテストセンターで好きなときに受験することができます。現時点ではややマイナーな試験のようで、特別就職に有利という印象はありませんでした。
プログラミングの実力を見せる一番の方法は自作のWebサービスを見せたり運用経験を話すことだと思いますが、インターネットにサービスを公開するにはセキュリティの勉強をしなければなりません。私はまだちょっとそこまで到達できていないので、保険のつもりで資格を取っておきました。
ただ「プログラミングの学習経験があります!」と言うよりは、客観的に自分のレベルを伝えられますもんね。
PHP完全初心者の状態から試験合格まで、約2ヵ月勉強しました。一番はじめに取り組んだのは下記の2冊。ただ単に写経するだけですが、実際にサイトを作成することでデータベースとの連携やログイン認証の仕組みを体験することが出来ました。
どちらも一日あれば終わらせられる内容でした。詳しい内容については下記のレビューをご覧ください。
【レビュー】「いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室」 【レビュー】気づけばプロ並みPHP 改訂版PHPでサイトを2つ作ってみて、本格的に勉強したくなったところでProgateに課金しました。こちらで基本文法を練習したりサイトを作成する演習をしました。月々1000円でリーズナブルだし、ブラウザですぐコードを打てるのでゲーム感覚で楽しく勉強できました。
Webサイトまでブラウザでコーディング出来てしまうので驚きました。試しにコードをXAMPPで動かしてみるとちゃんと表示できたので、学習させたい部分を一部だけ表示しているというわけではなさそうです。
詳しくは以前記事にしたのでそちらをご覧ください。
Progate戦記~Laravelのエラーに対応できなかったのでPHPを基礎から復習する続いてドットインストールにも課金して学習を続けました。Progateよりドットインストールのほうがコードの網羅性が高く、難易度も高かったです。基本文法はブラウザで学習し、アプリの制作はDockerとVScodeで行いました。
上述した2冊の本とProgateとドットインストールのどれかを選ばなければならないなら、ドットインストールがオススメです。月1000円くらいでリーズナブルなのに、基本文法からアプリ制作まで、PHPの基礎をマスターするのに必要なコースが全部そろっています。個人的には、Progateと本を合わせたくらいのボリュームを提供してくれていると感じました。
私はドットインストールの動画をスクショしまくってノートを作ってコードをまとめました。すごく疲れましたが、何となくPHPの全体像がつかめて、少しずつ自分でコードが書けるようになってきました。
以前から視界にちらちら入っていた「独習PHP」。1200ページを超えるボリュームと「初心者は手を出すな」というAmazonレビューにビビッて今まで手が出せませんでした。実際買ってみたらその通りで、初めにこの本を買っていたら値段も高いし後悔していたと思います。
この教材は体系的にPHPの知識を整理したい人におすすめの本です。この本を一通りこなすとPHPのオンラインマニュアルが読めるようになります。
また、PHP8技術者認定初級試験の主教材でもあります。私は試験前、この本の主なコードと太字の部分を全部フラッシュカードに入れて暗記しました。
詳しく知りたい方はこちらのレビューをご覧ください。
【レビュー】独習PHP 第4版この時点で理解度を測るためにプライムスタディの模試を受けてみました。途中で別の用事をしてしまって時間切れにも関わらず60%取れたので、試験に申し込みました。
最後まで問題を解くとメールで得点と答えを送ってくれるのですが、解説はついてきません。この時点ではまだ自分で間違えた理由を調べる力がついていませんでしたが、このあとご紹介する「徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集」を終えたあともう一度解いてみたところ、正答率は85%にまで上がり、間違えた理由も自分で調べられるようになっていました。
さすがに模試一回では演習量が足りないと思ったので、「徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集」を購入。受験するのはPHP8なのでバージョンが違うのが気になりますが、「独習PHP」の解説を見る限りコードを書く分にはPHP7とPHP8に大きな違いはなさそう。どのみち現状手に入る市販の対策本はこれしかなかったので、こちらを使用することにしました。
「独習PHP」に比べると難易度は低め。実際の試験のほうがこの本よりやや難しいと感じました。が、対策本だけあって出題傾向は似ているし、たくさん問題が解けたので買ってよかったです。
詳しく知りたい方はこちらのレビューをご覧ください。
【レビュー】徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集※2024.3.1追記
現在はPHP8の対策本がAmazonで手に入るようです!
近くのテストセンターに申し込み、そちらのパソコンで受験しました。メモ用紙やペンの提供はなく、参考書の持ち込みも禁止。時期的に混んでいたようで、申し込んでから2週間後に受験しました。
結果は試験後に画面に表示されます。正答率85%で無事合格することが出来ました。ちなみに、試験前日受けたプライムスタディの模試の正答率も同じく85%。出題傾向も似ていたし、体感的には同じくらいの難易度に感じました。合格証明書は後日自宅に送られてくるようですが、当日係の人がスコアシートを印刷して持たせてくれます。
プログラミングは暗記じゃない、とよく聞きますが、今回試験のためにコードの暗記に取り組んでよかったです。なんだかんだ言ってコードが書ける人はよく使うコードを覚えているものだし、初心者は自然に覚えるのを待たずにさくっと暗記しちゃったほうが早く見通しがよくなるんじゃないかな、と思いました。
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私は月に5冊は本を買うので、Amazonの定額制サービスに入っています。人気の本が定期的に入れ替わるし、技術書をよく買う人はめちゃくちゃお得。