男を肯定する”空気”という暴力

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みなさんは自分勝手に振舞う男性を支えるものってなんだと思いますか? ここが私にとってアツくて、ずっと考えてしまう論点なんですけど、残念ながら答えはまだ出ていません。

サポーター1 世論

でも支離滅裂な男性を観察して見えてくるのは、まず”世論”。下はそれをマンガで表現してみたものです。斎藤さん(女性)は上野に「男子校出身だから色々教えて欲しい」と唐突に言われ、ドン引きしています。

本編はこちら↓

【創作マンガ】「職場に何しに来てるの」 1

それに対して上野は、

「職場とは言え男と女なんだからさー ちょっとした駆け引き何て昔からあるわけ!! 
そういう”世間”ってものがわかんないなら この先やっていけないよ!?」

と憤慨します。

上野の中で”世間”は完璧に自分の味方。その世界ではルール通り真面目に生きている男には当然女性が配給される。男性を拒否する女性はそのルールを理解しておらず、わがままで幼稚―――そんな風に考えているんじゃないかなと思いまいした。

以前そんな内容の四コマを描いたので再掲します↓。

非モテがイケメンになってもモテない理由

具体的に”世論”とは?

ドラマや映画などの創作物、テレビのコメンテーターの発言、ニュースや組織の制度。その人が吸いたくて、また吸える範囲の情報で作られるのが”世論”。インターネットのおかげで情報ソースの格差は減ってきたけど、この”世論”は教育水準や本人の好みに大きく左右されます。

テレビのバラエティ番組とかお笑い番組が好きで、消費する創作物が世界系(美少女アニメ)とか少年マンガだったりする上野の”世間”は、女性向けのWebマガジンを読み海外ドラマが好きな斉藤さんの思う”世間”とは大きくズレています。

余談ですが、男のキモチワルさの正体の一因って、この”世間”のズレもあるんじゃないでしょうか? 自分の価値観を当然のように押し付けてくることもキモいしムカつきますが、価値観自体が大きくズレていることも違和感の一因かなって。

サポーター2 同性の仲間

一人だと大人しいのに、集団になると途端にゲスな人間に変わる男ってよくいますよね。特定のグループへの所属意識の強い人は女性でもこの傾向がありますが、男性に顕著な気がします。

男性の方が周りの空気の影響が大きい気がするんですよね。だから下のマンガみたいに、セクハラするときも頻繁に同性の同意を求めるし、その場のノリを大事にします。

「職場に何しに来てるの」乃国 蜜

このノリの形成に失敗すると、不安になってキレたりスネたりを繰り返し、それでも周りが思うように動いてくれないと、その場から逃げ出したりします。”空気”が自分をサポートしているって、よく知っているんですね。

ノリが形成出来なければセクハラも出来ない

ノリ、空気の形成で鍵となるのは、その場にいる男の意向。ホモソの空気の醸成に失敗したとたん、こういう人は一気に脆弱になるんじゃないかと思って下のシーンを描きました。

セクハラされた米本さん(女性)の態度を注目してください。村田くん(めがね)の不同意のおかげで、自分の怒りを表現出来ています。彼女は普段、やんわり否定したり笑って流すくらいしか対処法がないんですけど、男社会の嫌な空気がない状況なら、意思表示が出来るんですよね。

女性が男性に仲間になって欲しいと願う理由

この現象が、多くの女性が男性に「仲間になって欲しい」と訴える理由だと思います。他力本願に問題解決を願ってるんじゃなくて、空気の形成は頭数の問題だから。そして女性は人間としてカウントしてもらってない上に数が少ないので、ノリの形成に関われないからです。

セクハラ出来ない空気を作るには

じゃあ男性を仲間に出来ない女性はどうしたらいいの、というと、私が今考えられるのは下の3つ。

  1. 現場に女が増える
  2. 女がちゃんと怒れるようになる
  3. 世論の変化(男の都合に寄り添った表現の割合の減少)

たとえば私はマンガを描くとき、2と3を意識しています。絵も演出もつたなくて、私が描く意味ってあるのかなっていつも思っているのですが、数が大事だから。女性に寄り添った表現の数は多ければ多いほど陣取りに貢献出来るし、バリエーションも多ければ多いほどいいから。

たとえ他の作品の土壌の一部にしかなれなかったとしても、しかばねが多ければ多いほど立派な塔が建つのです。

でも正直とても孤独で描いたものが伝わっているかわからないので、なんらかの反応は欲しいです。みなさま、いいねのタップをお願いします!!(切実)

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